九龍妖魔学園記
九龍プレイ日記をつけてみようかな、と。中断の可能性アリ(^^;)。 |
こうして見直しているとすさまじいほどのとりこぼしっぷりですな。ハハハ(乾いた笑い)。 ヌールノ下、僕ハ神ニ与エラレタ『力』ヲ振ルウ。 コノ地デ、生キテ行ク為ニ。 珍しい。 珍しい事もあるもんや。 今日は嵐か台風か……。 と、皆守と朝一緒に登校してるいう事実だけでここまで珍しがってまういうのも問題やな。 ヒナ先生の威力はすごいと言うべきか。 ん? なに。こんな朝っぱらから皆守にメールか? お、八千穂も? ……ってことは……ホラ、俺にも来た。 んー、何何? 千貫さんからやん。 夜会のご案内? 生徒会主催、ねぇ。 選ばれた人しか出席できない、なんて八千穂なんかは単純に喜んでるけど。 そもそも俺ら三人…つーか俺は確実に生徒会に目をつけられてんねんからな…喜ぶべきことかどうかは微妙なんとちゃうか? おいおい危ない八千穂。はしゃぐんはええけど他の人に迷惑かけんなや。 ……ん? この学校、留学生もおんのか……。 エジプトから。へぇ。そりゃ懐かしい。 しかし運動神経はいいくせにホンマにお前体育の授業嫌いやねんな、皆守。 確か前にも陸上部の活動見ながら文句つけてたしな……。 俺相手やと気は抜いてくれんのか。たかが体育のお遊びやん、気楽に行こうぜ。 …………あ。 大丈夫かー、皆守ー。 今思いっきりボールぶつかっとったけど。どうでもいいけど体育のときくらいアロマ離せよ。 夕薙も、避けると思ったって、ほぼ同時に俺のボールと夕薙のボールがきたらそら避けられへんで。 ん? 夕薙のところにも夜会の招待状、来てたんか。 でもいかへん、と。まあそうやろな。 俺はまあ売られたケンカは買う主義やからな。行きまっせ。 白岐は、って? ああそういえば八千穂はヒマそうにしてんのに白岐の姿は見えへんな。 何、保健室。…アイツも虚弱そうやもんなぁ……。 ほなちょっくら見舞いにでも行ってみよかな。 おい、なんか校舎前に濃ゆい三人組がおんねんけど。 真ん中におんのは会長さんやなぁ。 ……で、後の二人は? 書記の双樹に会計の神鳳、ね。 訊いといてなんやけど詳しいな皆守も夕薙も。 ん、まだコレで全員とちゃうん? …まあ、生徒会が三人いうたら少なすぎるか。 あの今置いてかれて文句つけながら走ってきてるメガネがそうか? 副会長補佐…また微妙な役職……。 アイツだけは二年か。ふーん。 あれ、あそこにおんのは…今朝あった留学生やん。 トトくんいうんか。 そういえばエジプトおったときに世話になったじいさんも息子がこっちに留学しとる言うてたなぁ。 イイヤツっぽいねんけど、…なんかありそうな。 三番目にならんよう祈ってる? そらどういう……。 おう、ぼーっとしとる場合ちゃうな。保健室保健室。 よう! 白岐、調子はどうやー? クラスメイトやねんから心配すんのは当たり前とちゃうんか? 白岐も顔色悪いからなぁ。ちゃんと食べなあかんで。まあ取手ほどやないけど。 謎を解く…か。まあ、俺もそのつもりやねんけどなぁ。しかしなんでこう皆がオレの動向を気にしてくれてるんだか。 放課後。 んー、またメール? ……なんや宇宙刑事からか。 協力、ねぇ…まあ行って見てもええかな。 結局夜会にいくんは八千穂と俺だけか? 皆守と夕薙はいつものごとく午後の授業はすでにおらんかったしな。 ふ、と八千穂が卒業後の事を聞いてくる。 んー、そうやなぁ。先の事は…まだわからん。 こうやって呑気に学生生活謳歌してんのもええけど俺は仕事があるからな。 まあそんな話をしていてついうっかり忘れそうになってたが宇宙刑事から呼ばれてたな。行ってみるか。 おう宇宙刑事、何の用や。 さすがに今日が夜会ということも知ってる。 で、この騒ぎに乗じて墓地を漁るってか。…ツチノコのときより随分スマートやん。 まあ付き合ったってもええかな。 二人で墓地で延々と土堀り。 自然、無駄話モード。 さっきは俺の事情は詮索せえへん、とかいっとったけど、やっぱ気になるん? オッサンの素性なんて教えてもらってもなぁ。貧乏探偵は仮の姿で、本当は宇宙刑事なんやろ?←コイツもしつこい お、なんか出てきたで。 どれどれ……。 おい。 別に俺もここは行方不明の生徒や教師の遺留品をしまってあるだけの名ばかりの墓地、なんて言葉を信用し取ったわけやないけど……これは、あからさまに人とちゃうんか? エジプトのミイラのように厳重に封印された、それは……。 やべ、墓守が来た! 逃げろ! (プレイヤー注:ホントは逃げちゃダメなんだよ) まあ、色々と気にはなるけど取りあえずは目先のことからか。 そんなわけで夜会潜入。……いや、招待されてるねんからコソコソ行った訳やないけど。 この夜会は全員仮面をつけるしきたりになっとるらしい。 女子はマダム・バタフライのような、そして男は……これは、ファントムの仮面やないか…やっぱファントムは生徒会になんか関わりがあるっちゅうことか? 仮面をつけている以上正体の詮索はせえへんのがルールやろうけど、なんやバレバレやなみんな。 っていうか基本制服参加の中で盛装しとったらそらバレバレでっせ会長。 しかし会長はまだともかくなんで夜会服なんてもってるんや取手君。 で、会長と一緒におるこの派手なねーちゃんは書記の双樹とかいうヤツか。 ……スマン、十代でスローフォックストロットやタンゴ踊ってる時点で俺も人の事言えへん。 と、どこからか聞こえてくる携帯のメール着信音。 携帯を取り出して確認した女生徒の顔色が変わる。 その直後、響き渡る悲鳴―――! 瞬間、髪をシャンデリアに巻き込まれるようにして宙吊りにされていた彼女。 動揺さめやらぬ間に再び鳴り響くメール着信音。 今度は男子生徒。 やはり青ざめたソイツは急にきびすをかえして館を後にしようとする。 何が起きた。追うで、八千穂! 館を出てすぐに、聞こえたのはやはりソイツの悲鳴やった。 口から血を出している。……歯を折ったんか。 石が飛んできた? しかも避けたのにぶつかってきた…。 その時。 それが必然のように鳴り響いたのは俺のH.A.N.Tのメール着信音やった。 メールの内容は七不思議の中でも一番マイナーだと言われている五番目の童謡。 一人目は髪を切っておいてきた。 二人目は歯を折っておいてきた。 三人目は剣を刺しておいてきた。 四人目は…… 昼に聞いた言葉が蘇る。 『アナタガ三人目ニナラナイヨウ、祈テマス』 トト、お前か…………! その時、飛んできたのは剣。 八千穂の悲鳴が聞こえる。 受け止められるか……! 黒塚、悪ぃ! おう、石でもなんでも探してきてやるわ。 トト、お前な。こんなのが直撃したら痛いやすまへんで? アラーから授かった力? ちゃう。 そんなもんは神の力でもなんでもない。 …八千穂、心配すんな。 俺がアイツを、トトを救って来たる。 夜会の騒ぎでざわついた敷地内を抜けて遺跡に潜る。 ハイ、今までシリアスっぽく進めてたけどここで一言。 このダンジョンの謎解きわからんのやーっ! ありがとう、攻略サイト様! 礼拝堂の仕掛けに散々つまったっちゅうんがよぉわかるな、今の一言で。 いや、礼拝堂以外の仕掛けは自力で解いてるで。念の為。 化人創生の間でトトが「ココニ金銀財宝ガ眠ッテル、ソウ思テルデスカ?」と訊いてくる。 いや、とっくの昔にここの秘宝はたった一人以外にはまったく無価値の楽譜やオルゴールや聖書だって知ってるし、俺。 ここのボスは打撃属性やから真里野を連れている身には楽勝モードやったね。万歳原子刀。 戦いに負けても、なおトトは勝負を捨てようとしない。 俺さえいなくなれば、と剣をまた投げつけてくる。 それを受け止めた俺に、自分が可愛くないのか、と激昂。 こんな緊迫したシーンでなんやけど、力を使って物を浮かせるんはわかるけどなんで遺跡の奥のこんなところでハサミとかが……? 持参? トトの目に入った秘宝、父から受け継いだ金のカルトゥシュ。 幼い頃に父から教えられた事。 真に勇敢なものは自分のことは一番最後に考える。 お前もいつかそんな人に出会えるだろう…と。 いつまでも一人やなんてことない。 力がなくても、俺はお前を救ってやりたい思う。 それで、ええんとちゃう? 〜プレイ日記その9 六番目の小夜子へ〜 |