九龍妖魔学園記
プレイ日記

九龍プレイ日記をつけてみようかな、と。中断の可能性アリ(^^;)。


謎の転校生
蜃気楼の少年
あの炎をくぐれ!
明日への追跡
星の牧場
時をかける少女
地獄の才能
月光の底
六番目の小夜子
七瀬ふたたび(準備中)
ねらわれた学園(準備中)
夕ばえ作戦(準備中)
暁はただ銀色(準備中)





だんだん妄想モードが表に出てきてしまっているような……マズイ。





我輩の銃は、何の為ニ…。
正義の為。

―――では、その正義トハ?




四番目の幻影(ファントム)〜?
悪の生徒会から俺達を救ってくれるってか。アイツが。んなわけねぇ。
と、冒頭からいきなり機嫌の悪い俺。
そらもう結局前回はファントムとか言う奴に逃げられるわ、女子寮で八千穂に万力込めて殴られるわ、あげく未だに七瀬との仲が噂されてるわ……。
あああああ。
そしてこの騒動や。
なんでも執行部員に襲われた生徒がファントムにすんでのところで救われてかすり傷ですんだとか。
学校の奴らは七不思議とあわせて正義の味方や、なんてさわいどる。
しかしファントム言うたらヒナ先生を攫ったり、タイゾーをそそのかした張本人や…信用しろって方が無理やろ…。

ヒナ先生もファントムを信用するな、と言ってはいるがクラスの奴らには馬耳東風やな…こらまた面倒が起こりそうな。
んー? なんや、八千穂。
ヒナ先生のことが好きかって? ……テメェ、七瀬の次はヒナ先生か。
よっぽどオレの回りに恋愛話を振りまきたいんかいな。全く。
皆守ははなっからファントムなんか信用してないらしい。
しかし、八千穂、前より教室によくいるようになったって、皆守はそれまで一体どういう学校生活をおくっとったんや?
もうこの突っ込みも大概しつこいようやけど。

まあ、まえより授業にでるようになったんはええことなんとちゃうん。ほんまに俺のおかげなんかどうかは知らんけど。
四時間目は自習。
始業時間になっても下駄箱でおしゃべりをしていた先生を執行部員が襲ったらしい。
前から別に評判がよくはないけどここ数日ですさまじい勢いで恨みを買ってるな、生徒会。
おう、皆守。メシなら俺も行く。
おっと、黒塚か…お前のところも自習か?
っていうか、「葉佩九龍、笑顔がステキ…」ってそのメモ何に使うんや! お前すどりんの同類かぁ!
いかんいかん、つい激昂してもうた。
石が騒いでる、とな。よぉ判らんがとりあえず留意しとくわ。
遺跡の事はお前の問題で俺には関係ない、なんて冷たい言葉を皆守にはかけられるし。
冷たいなぁ…情けない顔ってお前がさせたんやおまえが!

あげく。外は雨。
皆守が傘を取りに行ったんでぼーっと下駄箱で待つ。
…………ん?
うめき声……?
誰か体調でも崩したんかいな。どこや。
え? 見るなって? ……あー、スマン。どこみたらええんや。とりあえず外か。
人の視線が怖い、ねぇ。
情けないとは別に思わへんけど? 難儀やなぁとは思うけど。
目線をそらしたまま暫く会話したらそいつはどっかに行ったみたい。
んー、しんどいのは治ったんかな。そやったらええんやけど。
あれ、八千穂。授業…言うても自習やけどもう終わったん?
ほな八千穂も一緒にメシいこか。皆守も到着したし。……アレ。オレの傘は持って来てくれへんかったん?

この雨ん中で演説してるのは最近台頭してきたっちゅうファントム同盟とかいう他力本願のアホのあつまり。
生徒会に逆らうんやったら自分でせえっちゅうねん。
八千穂が落ち込むんもちょっとはわかるな。
これだけの数がみんなこの学校を嫌っとるんやったら。
でもまあ大抵は流されてるだけやと思うよ? オレは好きやで、この学校。変な奴らばっかりで。←フォローになってねぇ
あ、あんなところに白岐が。アイツもほんま一人やな。いつも。
八千穂とは仲良くなりたいみたいやけど慣れてへんのかとまどっとるみたいやしなぁ…。
よっしゃ。おーい、白岐もメシいかへんかー。
あ…もうすましたんか。しかもサラダだけ。倒れんなや?
白岐もファントム同盟にはいい顔をしてへんみたいや。
群れからはぐれた羊は誰も護ってくれない…か。確かにな。
生徒会を絶対悪と決め付けんのは確かに早計かもしれへん。
しかし「貴方は既に…いえ、初めから護られる羊ではない」って、どこまで知ってるんや、白岐?
さて、そろそろホンマにメシに行くか…野郎とアイアイ傘で……(溜息)。

昼休み。
図書室で七瀬とバッタリ。
……あー、先日はどうも(気まずい)。
噂になったりして困るんは七瀬やんなぁ……俺は別にええねんけど。
七瀬も気にしてない? ホンマ? 良かった〜。
しかもバディに入ってくれると。よっしゃ!(ガッツポーズ)
…………図書室に真里野が……あああ、スマン、真里野…!(罪悪感)

さーて、今日の授業も終わりか。
帰るぞー。
(パァン)
……パァン? 今のは……おい、銃声か?
行くぞ皆守! どうでもいいがこういう時だけは積極的やな、皆守!
階段踊り場で血まみれの生徒。
…よかった。まぶた切っただけか…。
こいつを保健室に連れて行けば自分も生徒会の敵とみなされる、とかほざいている奴を夕薙が一喝。
ほんまにどこまでヘタレやねんここの生徒は!(怒)
しかし…昼に生徒会は絶対悪とは決め付けられん、とは言ったけどこれはいくらなんでもやりすぎとちゃうか?
あたりに漂う硝煙の匂い。明らかに銃や。
……カレーとラベンダーの匂いしかわからんってホンマか、皆守。
おっと、脱線脱線。
夕薙はここの謎を追ってるみたいやけど、同時にオレを焚きつけるような発言もする。
そして皆守はそれが気にいらんらしい。
……俺のことで言い争っていると言うよりはもっと違う時点でこの二人は対立してるような気がするんやけどな…。
なんで皆守がそこまでムキになるんか、それもわからん。
夕薙も八千穂も行ってもうたし、そろそろ俺らも帰らな…ん、皆守にメールか?
え、今からどっか行くんか? 下校の鐘が鳴ったら速やかに帰宅せなまずい言うたんはお前やろ?
なにやら理不尽な思いを胸に浮かべつつ一人で帰宅することに。

途中、真里野に引き止められる。
お前らどうあっても俺を生徒会の粛清の対象にしたいんか。
いつもいつも放課後に引き止めおって…まあそれはさておき。
真里野もファントムにはあってんのか。しかもオレを倒せと言われた?
生徒会の敵であり尚且つやっぱりオレの敵、か…何を考えてんのかますますわからんな、ヤツは。
はぁ、なんやかんやでおそなってもうたな…生徒会にまた睨まれるな、こりゃ…。
ん? 下校の鐘はとっくになった…て、お前誰や。
鐘がなった後の校舎内に悠々とおれる、そしてその偉そうな口ぶり…生徒会か。
会長、阿門。初のお目見えやね。
はあ、最後通牒っつうやつか。
正々堂々の忠告痛み入るが、お前が遺跡を護るんが仕事ならこっちは遺跡を暴くんが仕事や。
どうあっても相容れん。悪いが忠告を受けることはできん。
意外と会長はそれ以上何も言わんと去っていった。
……言われてる生徒会の印象と、なんや会長はちょっと違うな……敵対してても悪い感じはせぇへん。

さて、帰宅帰宅…っと。うわっ!
下校時間が遅いからって銃ぶっぱなすヤツがおるか!
よく避けられたな、俺……。
ぼけっとしてんなって、皆守!
お前もう用がすんだのか?……なーんて呑気な質問してる場合とちゃうな。
弾切れなしの銃弾か…タチがわりぃ。
皆守の挑発にのって姿を現したソイツはガスマスクで顔を隠した生徒。墨木砲介。
って、名前名乗ってんじゃ別に顔を隠してんのは素性を知られたくないからとはちゃうんか。
……ん? この声……。
向こうも思い立ったらしい。
墨木は昼休みにあったヤツだ。
正義の名のもとに悪である俺に法を執行する……か。それは、ほんまにお前の意思か?
逆上した墨木の銃弾が当たる……!
と、思いきや。
真里野。
お前銃弾斬るって、まるで某五右衛門のような。いや、感謝する。サンキュ。
墨木にとっては真里野も裏切り者か。
けど、墨木は自分でも正義っちゅうもんを図りかねとる。真里野は迷いがない。
と、そこに聞き覚えのある声。
用務員が来る、との言葉に慌てて身を翻す墨木。…あー、真里野も逃げんの。

悪いな、八千穂。助かった。
自分にとっての正義…か。
そんなもんはよぉわからんし自分が正義とも別に思ってへん。
ただ自分の守りたいもんは護る。そんだけや。
それが友人でも信念でも。
…なに、甘っちょろい? 誰や!
高みから俺らを見下ろしてるのはマント姿に白い仮面……ファントム。
生徒会には俺を倒せというお前に協力する気は毛頭ない。
俺が生徒会をたおしてる? それは、成り行きや。
真実を知るがいい…ってクソ、何者やねん、アイツ。
あーもうすっかり日も暮れてもうたな。
皆守、お前な。
死を恐れへんであんなとこもぐってたら早々に死んでまうわ。
俺やって死ぬのは怖い、けどせなあかんことから逃げ出しとったらそれは生きとるんとも違う。ちゃうか?

―――何故遺跡を荒らすのですか?

え?

―――それはあなた自身の欲のためではないのですか?

ちがう。
目の間にいるのは半透明の…二人の少女。

―――わからない……。

皆守に声をかけられてもう一度そこに目をやると、なにもいはしなかった。


今度のダンジョンはいきなり初っ端でまた死にかけたことをおけばそれほど難しくはなかったなぁ。
特に葬祭神殿の謎解き、ああいうのは大好きや!
しかしいきなりこんなところで神官の石とか言われてもなぁ…蝶々婦人に全部弾薬に代えてもらってもうたわ。

化人創生の間。
「命が惜しくば、即刻この場から撤退セヨ」
命は惜しいが、撤退するくらいなら初めからこんなとこ来てへんわ!
お前の正義、力づくで粉砕してやる!←乱暴ですよこの人
結論からいうと取手の次くらいに楽な戦闘やったな…。相性の問題か。

手に入れた秘宝は、トリガーを加工したペンダント。
かつて墨木の兄が訓戒を込めて墨木に渡した―――。
大切なものを護るとき意外には決してひいてはいけないその引き金。
銃は、誰かを傷つけるためではなく護るためのモノ。
忘れてしまっていた大切な約束。


あああああ、墨木も取り逃した……(痛恨)。


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