テニプリST・七夕イベント
〜大石秀一郎〜


女主人公 男主人公

共通

あっ 大石先輩
……お帰りですか?


ああ お前は?

はい 俺も もう
はい 私も もう

そうか
じゃもしヒマだったら
一緒に商店街行かないか?

あ はい……
買い物かなんかですか?

いや 今朝な 商店街で短冊貰ったんだ……七夕のイベントだって
2枚あるから 誰かと関東大会の必勝祈願にって思ってな……どうだ?


行きます! 行きます!

そうか 良かった
……じゃ 行こう

はいっ!
(必勝祈願……それは副部長にお任せして……俺は 何をお祈りしようかな……)
(必勝祈願……それは副部長にお任せして……私は 何をお祈りしようかな……)

女主人公



うわぁ〜 さすがに今日は人通りが多くてにぎやかですねぇ

うん 吹流しって風に揺れると綺麗だな……

そうですね……
お魚みたいですよね

ああ 確かに言えてるな
……だからってわけじゃないけど 俺ってさ
七夕って好きなんだよ
……年に2回も祝ってたし

えっ?!
七夕って年に1回じゃ?

聞いたことないか 東北や北海道じゃ
七夕は8月7日
一ヶ月遅いんだぜ

あ そう言えばニュースで見たことあります……て先輩
そのためにわざわざ……

ハハ……まさか
父さんの田舎が東北なんだ
だから夏休みはそっちでね

あ そういうことですか

そう言えば1回こんなことがあったな……田舎でいつものように浴衣着て……
妹と祭り見物に行ったんだ
妹にせがまれて夜店で氷買ってる隙に……
妹が地元のいじめっ子に泣かされてたんだ……変な言葉っとか言ってな

あ 可哀相……
で どうなったんですか?

俺 よく覚えてないんだけど大声で怒鳴りながら
ボスっぽいヤツに駆け寄って……
殴りかかったらしいんだ

えっ 大石先輩が人を?!

うん 後にも先にも それが最初で最後だ……
それでいきなりな上に……手に持ってた氷はかぶるわで
相手も泣き出して逃げてったんだ

そうですか
……大石先輩って妹思いなんですね

そんなんじゃないけど……
でも この話 まだ続きがあってな

なんですか?

いじめっ子がいなくなって
俺が大丈夫かって 妹にハンカチ渡したら……
ますます大泣きしだしてもう大変だったんだ……

えっ どうして?

後で聞いたら あんな怖い顔のお兄ちゃん 初めてだって
……まいっちゃうよな

フフフ……でもわかる気がします
先輩 普段優しいから
試合の時もたまに別人に見えますから

そうか?
……あっ 話が長くなったな
短冊 飾ろう

あっ はいっ!


男主人公





うわぁ〜 さすがに今日は人通りが多くてにぎやかですねぇ

そうだなぁ……
ところで 天野
七夕って8月にやるところもあるけど俺は断然7月派なんだよ

えっ? どうしてですか?
夏休みの真っ盛りの8月の方が俺はいいと思いますけど

七夕のお話って 知ってるよな?
織姫と彦星が7月7日の夜に
1年に1度会う話って

もちろん知ってます

子供の頃
まだ幼かった妹に その話をしてやったんだ
でも その年の7月7日は大雨でさ……
妹は大泣きだったんだよ

妹さん……
織姫と彦星が会えなくなると思ったんですね

てるてる坊主なんか
山のように作ったけれど効果なんてなかったし……
……だから 今でも 7月7日は晴れてほしい
気持ちよく晴れた7月の七夕が好きなんだよ

なるほど
だから7月派なんですか……
それにしても 先輩っていいお兄ちゃんですね
あ〜あ 俺もいい兄貴が欲しかったなぁ〜

ははははは……
……それはそうと
天野
俺たち何か忘れてないか?

えっ?……
あっ そうそう
短冊ですよ!

じゃあ 願い事を書いて笹に結ぼうか

はいっ!




先輩、シスコンですね、と言わない天野くんは良い子だとおもいます(笑)
7月の七夕が好きな理由になってねぇよ……。
女主の話は「暴れて、その記憶がない……バーニング?」とチャットで話していた事はナイショです。
さらに今アップしながら「東北で地元のいじめっ子……もしや観月ちゃん!?」なんて思っただなんてとてもとても……(爆)

戻る