テニプリST・七夕イベント
〜桃城武〜

女主人公 男主人公

共通

よぉっ! 小鷹
お前 ヒマか?
ヒマだよなぁ?

な なんですか?

今朝コートへ向かう途中でな
商店街でこんなもんもらっちまってよ

あっ 短冊だぁ……

その……ちょうど2枚あるしな だからよ
ちょっと俺につきあえ
こんなもん 俺一人でぶら下げに行くの恥ずかしいからよ

じゃあ 捨てちゃえばいいじゃないですか

おいおい! もらったもんはムゲにできねーだろう
オラッ 行くぞ!

イタイ イタイ!
そんな強くひっぱらないで下さいよ!

イ イタタタ……
そんな強くひっぱらないでくださいよぉ!


(願い事かぁ……
 なんて書いてつるそうかなぁ)



女主人公



わぁ〜
お祭りだぁ……
みんな楽しそうですね

んーっ さてと
おい小鷹 なに食う?

え?
あの……短冊はいいんですか?

ああ んなもん あとあと
強引に引っ張ってきちまったからな
今日は好きなのおごってやる
なに食いてぇんだ?

わあ!
ありがとうございます!
んー じゃあ 綿菓子……

はぁ!?
んなもん 腹の足しになんねーだろうが

だ だって……好きなものって……

う…… そ そうか……
んじゃ ちと待ってろ!

(あ……
 先輩 買いに行ってくれたんだ……)

(それにしても人が多い……
 ちょっと道の端に避けておこうっと)

(……)

(…………)

(先輩 まだかなあ……)

(……)

(もしかして そのまんま帰っちゃったとか……)

(…………)

(なんか不安になってきた
 …………
 ……桃城せんぱーい!!)

ったく!
こんなトコに居やがったのか……

先輩……

戻ってきたら
お前 居ないから 迷子になったかと思ったぜ
あーあ 綿菓子も少し溶けちまってる……
……ホラッ 食え!
落とさねーように気をつけろよ

はい!

……
……ふふ……

なんだぁ?
なに笑ってんだよ

あ すいません
……先輩ってお兄ちゃんって感じですよね……

そうかぁ? そういやー
ちっちぇ頃 弟と妹つれて七夕やりにいったなぁ……

やりに……?

おう 願い事かなえるにゃたっけぇトコに短冊吊るした方が効くだろうってよ
3人で でっけぇ笹探しに チト冒険に出たんだよ
だけど 途中で妹が迷子になっちまって……今日のお前ぇみたいに

わ わたし
迷子じゃありません!
あ……でも それで?

んー 弟おぶって走り回ったんだよな
で やっと妹見つけたんだけどよ
草むらで寝てやんの
まぁ
泣きつかれたんだな ありゃぁ……
仕方ねぇからよぉ
弟おぶって 妹かついで帰ったんだよ

頼りになるお兄ちゃんですね

ま まあな……
結局 短冊は結べなかったけどよ

そうですか……
……あ!? 先輩
短冊結ぶ笹ですよ

お タイミングいいぜ!
で お前 なに願うんだ?


男主人公





うわぁ〜 さすがに今日は人通りが多くてにぎやかですねぇ

おー いいねぇ この雰囲気!
……さてと天野
まず なにから食う?
かき氷にお好み焼き お タコスもあるぜ

短冊はいいんですか?

ああ んなもんあとでもいいだろう
この匂いをかいだら黙ってられねーよ
んで なに食うんだ?

あ あの……
桃城先輩の好きな物でいいですよ

ターコ!
お前の食べたい物を聞いてんだよ
遠慮しないで言ってみな

それじゃあ……
タコ焼きがいいです

よっしゃ! タコ焼きだな
っと この辺りには無いか 少し店を探すか

あのう……先輩って 俺たちの面倒を見るのになれていませんか?
よく気をつかってもらってるというか……

ああん? そうか?
自分じゃ そんなこと気にしたことねぇなぁ
慣れてるとすれば……アレだな 弟や妹のせいだな

へえー 桃城先輩って弟さんや妹さんがいるんですか

アイツらにくらべたら
後輩の面倒なんてたいしたことねーよ
あいつらが七夕の短冊をどーしても笹につるすって泣いたことがあってな
笹が生えてるところなんて近所にないから取りに行ったさ
俺も小さかったから自転車で半日……
そこら中を探し回ってな
見つけた時は もうクタクタ
七夕どころじゃなかったよ……

あはは!
その頃から桃城先輩は優しかったんですね
あ 短冊を結ぶ笹ですよ!
やっぱり食べるより先に結んじゃいましょうよ!

しょーがねーなー
天野は
願い事は決まったのか?




なんていいお兄ちゃんなんでしょう(笑)。
いかにも長男気質ですね、桃は。

戻る