テニプリST・七夕イベント
〜海堂薫〜





女主人公 男主人公


女主人公

あっ 海堂先輩
今 帰りですか?

…………
……これ やる

え……?
……なんですかこれ?

……見りゃわかるだろ
……じゃあな

え?!
ちょっと……海堂先輩?

(……これ 短冊?
 あ 今日って七夕……どういうこと?
 ……追いかけなくちゃ!)




……はぁ はぁ……
先輩 海堂先輩ってば!

……でかい声だすな しつこいな お前も……

だって先輩待ってくれないし
……これってここのですね?
どうして……

……うっかり貰っちまった
捨てんのも気ぃ引けたしな

だったら そう言えばいいじゃないですか?
追いかけずに済んだのに!

……わ 悪かったな

……本当に 悪いと思ってます?

(ギロッ)

(ギロッ!!
 ……そんな目したって 負けないもん!)

……ああ
……悪かったよ

そうですか
じゃあお詫びの印に一緒に願掛けしてください!

なっ?!

2枚ありますからね
……それとも悪かったっていうのは……

……わかった
やる……やるよ それ貸せ

(プププ……海堂先輩って面白い……)

……おい お前はもう書いたんだろうな?

えっ……私はまだ……
って 先輩 もう書いたんですか?

……ああ 早く済ませていくぞ

は はい
(……って
 なにお願いしようかな……)



>>>>>>選択肢<<<<<<



……おい

え?!
わっ 私 一体……?

ボーッっとしてんじゃねぇ
行くぞ

はい
……ところで先輩?

……なんだ?

一体なにをお願いしたんですか?

う うるせえ……

あはっ 照れちゃって……
そうですよね 初めての願掛けですもんね

……初めてじゃねぇ

え?!
……そ そうですか

似合わねぇ……そう言いたいんだろ?

えっ?!
そ そんなこと……

わかってる 自分で
……大昔だ……幼稚園で短冊書いたんだ
そしたら……みんな笑った
それからは一度も書いたことねぇ……

ひどい……
先輩かわいそう……
で なんて書いたんです?

う……そ それは……

なんですか?

……俺は その 昔から
愛想がなくて馴染めなかった
幼稚園に……だから……

で?

……笑わねぇな?

はい☆

……小学校に入ったら……

小学校に入ったら?

友達100人……欲しいな ってよ……

……?!

……お前
今 笑わなかったか?

い いいえっ
……と とんでも……

余計なこと言っちまった
……誰にも言うなよっ!
……わかってるな?
(ギロッ)

は はい……

……フー
……ペース狂うぜ……行くぞ!

(やっぱり海堂先輩って不器用なだけなんだよね
 本当はお茶目なのに……)


男主人公

あっ 海堂先輩

……ちょっとつきあえ

えっ ちょっと……
海堂先輩?




(早足で歩く海堂先輩に何とかついて来たけど……)

今日 商店街の七夕祭だったんですね……

……ああ ほらよ……

これは……
願い事を書く短冊 ですよね?

2枚ある
それはお前の分だ

あ ありがとうございます
なんか意外です
海堂先輩が願い事なんて……

(ギロッ)

あ いえ
似合わないとか そういうんじゃなくて……

短冊に書くだけで 願いがかなうなんて思っちゃいねぇ

……
まあ……それは そうですよね
でも 俺
子供の頃は信じてましたよ 短冊の願いは かなうって

……
子供の頃は そんなもんだ
俺だって 昔はある程度 信じていた

(へぇー
 子供の頃とはいえ 意外だなぁ……)

だが……ある時 気付いた
願いがあるなら かなえるために
必死に 努力すべきなんだってな

じゃあ なんで 今 短冊を……?

努力の目標を
こうして形にするってのも 無駄じゃねぇだろ
今年は 久しぶりに短冊をつるしてみたくなった
それだけだ

なるほど それだけ
今年は 気合が入ってるってことですね

(よし!
 俺も短冊を書くぞー!
 さて なんて書こうかな




今のところテキスト最長ですよ、海堂先輩……(女主版)。
完全に主人公におちょくられている海堂先輩がステキ(笑)。
こっちを見てしまうと男主人公版はいいことを言っているのに「でもその願い事はアレだったんですね」とか思ってしまうイジワルな私が……(^^;)

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