テニプリRD・ルート別イベント

〜鳳長太郎〜



※灰色字項目は存在せず

 サボリ落ちこぼれムラっ気本当は出来る奴天才(慢心)孤独
3/3・試合後開き直り …私って何? 私流でいいじゃん わかっているのに! 慢心 孤独
3/3・夜サボってんだってな 私には無理です フォロー役 俺に出来る事は…… 昼間の件だが… 春の嵐
3/4・試合後やってらんない 耐えられない 井の中の蛙 スランプ 逃亡の果てに
3/5・夕
現状打破
更なる高みへ
3/5・夜
激励のメール
スランプの抜け出し方
気遣い(二位限定台詞へ)




開き直り

※試合勝利時
やったぁ、勝っちゃった!
マグレのような気もするけど、運も実力のうちだよね、うん。
※試合敗北時
負けちゃったけど……。
ま、しょうがないよね。
私、まだ1年生なんだし。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


※非パートナー
……試合、観てたよ。
内容も内容だったけど、言うことにも呆れちゃうな。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


※非パートナー:一般資質(対戦相手が鳳宍戸ペア)
・・・・やっぱり、キミとの次の対戦はあり得なさそうだな。

え?
どういう意味ですか、それ?


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


※パートナー:勝利時
・・・・そうだね。
一応、勝ったね。

え?
一応って、どういう意味ですか?


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


※パートナー:敗北時
言うことはそれだけかい?

え?
どういう意味ですか?


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


なぁ、キミのテニスに対する情熱はもう、なくなったのか?

ありますよ。
だから合宿に来たんです。
だって、せっかく選ばれたんですよ?
楽しまなくちゃ損ですから!

楽しむってことの意味を間違えてるんじゃないか?
・・・・ガッカリしたよ。

な、なによ・・・・。
(勝手に期待しといてガッカリされたって言われても、困っちゃうよね。)

(こうして、今日の練習試合は終わった。)




やってらんない

※試合勝利時
 うん、勝っちゃったよ!
 練習なんてしなくたって私は実力充分だね!
※試合敗北時
 あーあ、負けちゃったけど……。
 練習試合なんだし、ま、いっか。

いい加減にしろよ。
そんなことを言うのなら、キミはここにいる資格はない。

え?

本当に、キミが同じJr.選抜選手だっていうのが恥ずかしくなってくるな。
そんな態度なら明日には追い返されるだろうね。

・・・・・・・・。

 ・
 ・
 ・


<自室>

(初めて見た、あんなに怒ってる鳳さん。
 ・・・・そうだよね。
 なんだか、頭が冷えたよ。
 練習もしないで合宿に参加してる気になってたんだもんね・・・・。
 でも、今頃気がついてももう遅いよね。
 きっと追い返されちゃうよ。)

・・・・そんなのイヤだ。
その前に逃げちゃおう。

 ・
 ・
 ・


<信号前>

ふう・・・・。
ここまで来ればいいかな。
飛び出して来ちゃったけど、・・・・本当にこれでいいのかな?

どこに行く気だい?

お、鳳さん!

切り捨てられるくらいならって自分から逃げだしたんだ。

・・・・・・・・。

カン違いしないでくれよ?
俺はキミを引き止めに来たんじゃない。
それに、俺は謝らないよ。

・・・・・・・・。
・・・・鳳さんは間違ったこと言ってません。
悪いのはサボってた私なんです。

・・・・家に帰るのはキミの自由だ。
だけど、1つだけ答えてほしい。
キミは本当にそれでいいのか?

・・・・よくないです!
いい訳ないです!
でも、今更、どういう顔して戻ればいいんですか!?
みんなの視線が痛いですよ・・・・。

大丈夫・・・・。
そのときは壁くらいにはなってあげるから・・・・。

お、鳳さん・・・・。
・・・・もう逃げません!
鳳さんの気持ちに応えるためにも!

だったら、これからその気持ちを行動で見せてくれよ。
・・・・いいね?

当然です!
これでもか、ってくらい示してみせます!

(とにかく、今の私はもっと努力するしかないんだ!
 よーっし、気分一新だ!
 明日からは、今までの分も猛練習するぞ!)



「それに、俺は謝らないよ」って言いながら今まで怒ってた顔と声がいつもの優しいのになるタイミングが素晴らしい。
ガツンと怒ってくれるけど壁にもなってくれる。いいなぁチョタ!



…私って何?

※敗北時

負けちゃった・・・・。
やっぱり私、選抜なんてレベルじゃないのかな・・・・。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


※勝利時
やったぁ!
勝っちゃったもんね〜。

(・・・・あれ?
 跡部さんたち、なにを話してるんだろ?)



◇ ◇ ◇ ◇ ◇


※一般気質(VS宍戸・鳳ペア)
跡部: なんだお前ら、そのザマは?
10kgやそこらの重りなんか、言い訳にはならなねぇぞ、アーン?
宍戸: ・・・・ああ。
言い訳はしねぇ。
鳳: ・・・・はい。
跡部: 重りを外すのはあとだ。
そのままグラウンド100周、行って来い。
それで今の試合、見なかったことにしてやる。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇


※天才気質(VS樺地・鳥取ペア)
跡部: なんだお前ら、そのザマは?
10kgやそこらの重りなんか、言い訳にはならなねぇぞ、アーン?
樺地: ・・・・ウス。
鳥取: ・・・・はい。
跡部: 重りを外すのはあとだ。
そのままグラウンド100周、行って来い。
それで今の試合、見なかったことにしてやる。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇


───(気質分岐終了)───

(10kgの重りって・・・・もしかして、いまの試合、重りをつけたままで!?
 それなのに、勝ったなんてはしゃいじゃって・・・・私、なにやってるんだろ・・・・。)


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 


───(分岐終了)───

※パートナー
そんなに落ち込まないで、巴さん。
一緒にやっていて楽しかったよ。
※非パートナー:一般気質(対戦相手が鳳宍戸ペア)
そんなに落ち込まないで、巴さん。
いい試合だったじゃないか。
※非パートナー:天才気質(対戦相手が樺地鳥取ペア)
試合、観てたよ。
悪い内容じゃなかったし、そんなに落ち込まないで。

鳳さん・・・・。
私は、やっぱり場違いです。
みんな、レベルが違いすぎますよ。

君だって全国優勝したチームの選手だよ?
だから、ここに来たんじゃないか。

それはきっと、他のみんなの力です。
むしろ、私は足を引っ張ってたんですよ。


そんなことないさ。
少なくとも、俺はそうは思わない。
今は少し、スランプなんじゃないかな。
実力が出し切れてないだけだよ。

・・・・・・・・。

まだ合宿の期間はある。
一緒に頑張ろう!

はい・・・・。

(うう、慰めてもらってもますます惨めになるだけだよ。
 はぁ・・・・。)

(こうして、私の心は沈んだまま、今日の練習試合は終わった。)


みんな強すぎるよ・・・・。
私がこの合宿にいる意味って、あるのかなぁ・・・・?



氷帝怖ェ!


私には無理です

※登場女子選手はどうやらランダムの模様。

(うーん……なんか、食欲ないな。)

鳥取:
 どうしたの、そんなに残して。
 明日も練習があるんだから、少し無理しても食べた方がいいよ。

うん・・・・でも、なんか食欲なくって。
ありがとう、心配してくれて。
でも、なんでもないから。
・・・・ちょっと、散歩して来るね。

はぁ・・・・。

(なんだかもう、ため息しか出て来ないよ・・・・。)

あ、巴さん。
・・・・こんばんは。

あ、鳳さん。
こんばんは。

ちょうどよかった。
あのさ・・・・。
今日のことなんだけど。
あれは適当に言ったんじゃないからね。
なんでも相談してよ。

(鳳さん・・・・。
 私のこと、本気で心配してくれてるんだろうな。)

《選択》

ほっといてください!
バカにしてるんですか?
ありがとうございます。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


『ほっといてください!』

私のことはほっといてください!

えっ?
・・・・どうして、そんなことを言うんだよ。

私なんて、なにをしたってどうせ変わりませんよ。
やっぱり、私にはこの合宿について行くなんて無理なんです!

巴さん!?


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


『バカにしてるんですか?』

私のことバカにしてるんですか?

えっ?
・・・・どうして、そんなことを言うんだよ。

そんな風に慰められたってうれしくなんてありません!
やっぱり、私にはこの合宿について行くなんて無理なんです!

巴さん!?


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


『ありがとうございます。』

ありがとうございます。
でも、今は・・・・。

そっか。
気が向いたらでいいから。
いつでも相談してね。

(鳳さんはああ言ってくれてるけど・・・・。
 でも、私には無理だよ。
 この合宿について行くなんて。
 どうせ落ちこぼれなんだもん・・・・。)



掛け値なく善意100%なだけにひどいこと言っちゃうと胸が痛む。


耐えられない

(負けちゃったよ・・・・。
 やっぱり、もうダメなんだ。
 これ以上は強くなんかなれない。
 ・・・・ここが私の限界なんだ。)

はぁ・・・・。
もう、やる気なんて、なくなっちゃったよ。
なんで、あんなに必死になってテニスをやってたんだろう。
あ〜あ。
もう全部、どうでもいいや・・・・。

・・・・・・・・。

・・・・あれ?
鳳さんですか。
私になにか用ですか?

ちょっとキミと練習でもと思って。
・・・・ほら、ボール。

───パシッ───

・・・・っと。

(思わず受け取っちゃったけど、練習なんてする気にならないし。)

遠慮します。
・・・・ボールはお返しします。

───パシッ───

俺はキミと練習したいんだ。
だから受け取ってよ、ほら。

───パシッ───

・・・・やりません!

───パシッ───

・・・・・・・・。

───パシッ───

やりません!
テニスなんか嫌いです!

・・・・・・・・。

・・・・もう!
わかりました、付き合えばいいんですよね!

・・・・やっぱり、巴さんはテニスが好きなんじゃないか。

ええっ!?
どうして、そういう結論に?

だって、その気になればボールを受け取らないで逃げればよかっただろ?

そ、それは・・・・。
・・・・そんなことしたら、ボールがかわいそう・・・・。

・・・・もう気付いたんじゃない?
キミは決してテニスを嫌いになんかなっていない。

え・・・・?

(そうだ・・・・。
 私はテニスをするのがやっぱり好きなんだよ・・・・。
 どうして、今までそれを否定しようとしてたんだろう?
 鳳さんは、それを私に気付かせるために・・・・。)

・・・・ありがとうございます、鳳さん!
大切なことを忘れかけてました。
私はテニスが大好きなんです。
限界を感じたら、考え込むんじゃなくて、限界を越えようって努力するべきだったんですね。

そうだよ。
わかってくれたみたいだね。

こちらこそ、ありがとうございます!
気持ちが入れ替わりました!
生まれ変わった明日からの私に期待しててください!

(鳳さんの思いに応えるためにも、明日からまた、頑張らないとね!)



テニスっつーかキャッチボール。


激励のメール

(さてと、まだ寝る時間じゃないし、散歩でも行って来ようっと。
 あれっ、メールが来たみたい。
 ……誰からだろう?)

 あっ、鳳さんからだ!
 なになに……?

 こんばんは。
 突然メールしたりしてゴメンね。
 色々上手くいってないみたいで気になったんだ。
 あまり思いつめないようにね。
 合宿も半分を切ったしお互い、頑張ろう。
 残りの期間もよろしくね。

 ……だって。

(メールで励ましてくれたんだね。
 ……直接言われたら、今の私、聞く耳持たなかったかも……。)

(…………。)

(とにかく、お礼の返信しないとね。)




いつ知ったんですか、巴ちゃんのメルアド(笑)。


フォロー役

(うーん……なんかクサクサするし、気分転換しに、散歩がてら飲み物でも買って来よっかな)

(でも、今日の向日さんの言い方、アレってないよね……。
 ……ん、あれは!?)

 赤月さん。
 今日は……大変だったね。いろいろ言われちゃって。

 見てたんですか……。

 もちろん、あの人だって悪気があった訳じゃない。
 そこは、誤解しないでくれよ。

 は、はい……。

 元気出せよ。
 じゃあ、また明日な!

(鳳さん、わざわざそれを言いに……。
 向日さんには自分の気持ちをわかってくれる人がいるからいいけど、私には……)

 ああ、もうっ!
 今日は部屋に帰って、寝よ、寝よ!



向日のフォローが忍足ではなくチョタだというこの不思議。


井の中の蛙

(あーあ。
 私って、もうちょっといい感じだと思ってたのに。
 私なりのやり方なんて、結局、通用しないのかな・・・・。
 ・・・・そうなんだ。
 今までの私は、『自分が強い』って思い込んでただけなんだ。
 私なんて、やっぱりJr.選抜なんてほどの実力、なかったんだ。
 どうしたらいいんだろう。
 もう、わかんないよっ!)


<自室>

・・・・・・・・。

(でも、こうして部屋にこもってたって解決にならないよね・・・・。
 考えだってちっともまとまらないし・・・・。

───ノック音───

ねえ、いるんだろ?
鳳だけど・・・・出て来てくれないかな?

・・・・今、開けます。
ちょっと待っててください。

───ドア開閉音───

なにか用なんですか?

あのさ・・・・差し入れを持って来たんだ。

え?

手を出して。

は、はあ。
・・・・これでいいですか?

これって・・・・ラケット?
鳳さんのですか?

ああ。
差し入れは俺自身ってこと。
キミが立ち直れるように、俺のこと、好きなように使ってくれよ。

え、ええ!?
それってどういう・・・・?

あ、変な意味はないんだ!
悩んでるキミに、なにか言うよりも・・・・。
思いっきり身体を動かしてみた方がいいんじゃないかと思ってさ。

思いっ切りテニスをするってことですか?

そう。まずはさ、自分のやり方とかは後回しで、ただ、テニスを楽しもう。
他のことでも、俺にできることならキミの気が済むまで付き合うよ。

鳳さん・・・・!

(鳳さんとインドアテニス場で打ち合ったあと、おしゃべりを心行くまで楽しんだ。
おかげで私の悩みなんかどっかに消えちゃったみたい!
鳳さんの気持ちに応えるためにも、明日からの練習は今まで以上に頑張らなくっちゃ!)



変な意味・・・・プレゼントは私v みたいな連想をしたのは私だけではあるまい。


スランプ

<砂浜>

よーっし!
まずは砂浜の走り込み、気合入れて行くぞーっ!
・・・・って、うわわっ!

───転倒───

いたたた・・・・。
足がもつれちゃったよ〜。

だ、大丈夫かい?

(へっ?
 誰かいたの?)

合宿の練習のあとじゃ、足が動かなくても当然だよ。

お、鳳さん!?
どうしてここに!

ゴメン、ずっと、あとをつけてたんだ。
様子がおかしかったから・・・・。

あ・・・・。
バレてたんですか。

キミのことをずっと見てたからほっといたら大変なことになるってすぐにわかったんだ。

ずっと・・・・?
それは、どういうことですか?

キミはひとりなんかじゃない。
・・・・俺は見ていたよ。
キミが苦しんでるところ、全部。
そして、そんなキミの力になりたいって思った。
ふたりで今の状態を乗り越えて行くってのはどう?

ふたりで?
鳳さんと私で・・・・ですか?

キミからすれば、俺の自己満足にすぎないのかもしれないけど・・・・ダメかな?

そんな・・・・そんなことありません!
よろしくお願いします!

(このあと、鳳さんに練習の相手をしてもらった。
 練習量は多くなかったけど、色々アドバイスしてもらって気分の方はだいぶ落ち着いた。
 これで、明日からはもっといいテニスが出来そう。
 ・・・・鳳さんのおかげだね。)



ずっと見てたんだぁ・・・・いつから? ねえいつから?(笑)
あんなに大きい人があとをつけてたら気付かれそう。


現状打破

※特訓後会話のみ

ところで、あの・・・・本当にすみませんでした。
練習、やすませちゃって・・・・。
鳳さんには、なんて感謝・・・・。

(あ、あれれっ?
 なんだか頭がクラクラする・・・・。)

あっ!

大丈夫かい?
よろけてたけど・・・・。
ゴメン、そんなに無理をさせちゃったかな?

い、いえ。
なんだかほっとして力が抜けちゃったみたいです。
少し休めば平気です。

それなら、このまま少し休んでよ。
・・・・しっかり支えてるから。

え、えーと・・・・でも、寄り掛かっていたら重くないですか?

そんなことないよ。
それよりも、少し反省してる。
キミってこんなに小さかったんだなって。
なのに、あんなに頑張って・・・・。
本当にお疲れさま、巴さん。

そうだ、休んだら練習に戻ろうか。

でも、もうすぐ夕方の練習、終わっちゃうんじゃないですか?

練習試合だけなら今からでも間に合うよ。
特訓の成果、そこで試してみよう。

はいっ!



仮にも女の子ですからね!
けどチョタは珍しく特訓を途中で中断しようとするキャラなので無理させたことを謝る必要はないかと。
ごり押ししたのは巴ちゃんだよ!


逃亡の果てに

※逃亡後のみ

<公園>

ふう・・・・。
いくらなんでも、ここまで来れば見つからないよね。
・・・・うーん、思わず飛び出して来ちゃったけど、ここって、どこかなぁ・・・・?

見つけたよ。

あっ!?
鳳さん、どうして・・・・。

キミが逃げ出したって聞いて探しに来たんだ。
逃げたくなる気持ちもわかるけど、まずは落ち着こうよ。
少し、話でもしない?
ゆっくりと出来るところでさ。

・・・・・・・・。

あ、そうだ!
あの中とか、いいんじゃないかな?

え?


<遊具内部>

懐かしいなぁ。
小さな頃は、こういうとこでよく遊んだよ。

こんなに狭かったんですね。
昔はすごく広く感じたのに。

それだけ俺たちが大きくなったってことなんだろうね。
あ、あのさ。
狭いのならもっとこっちにおいでよ。
ちょっとくらい寄り掛かってくれてもいいから。

え?
でも・・・・。

今だけじゃない。
もっと俺の事、頼ってくれないか。
・・・・ちゃんと支えるから。

鳳さん・・・・。
ありがとうございます。

(このあと、鳳さんと色々話してから合宿所まで戻った。
 鳳さんと過ごした時間のおかげで気持ちが落ち着いたみたい。
なにより・・・・私を心配してくれてるのがうれしかったし・・・・。
だから、明日から頑張って練習して応えていかないとね!
よーっし、頑張るぞーっ!)



どさくさに紛れて口説いてる!
てかむしろチョタが一緒にいるから狭・・・・いえ、何も。


春の嵐

ああ、もう!
ムシャクシャする!!

(めちゃくちゃ練習してスカっとしようと思ったのに・・・・。
 急に雨が降ってきたせいでグラウンドが使えなくなっちゃうし・・・・。
 かといって、インドアテニス場に行ったら、誰かと会っちゃいそうだし。
 ・・・・うん、今は誰とも会いたくない気分なんだよね。
 う〜、どうしよう。)

あ、巴さん。
・・・・こんばんは。

あ・・・・。

(鳳さん・・・・。
 ここは適当に挨拶してさっさと行こう。)

こんばんは。
ちょっと散歩してたんです。
それじゃ・・・・。

あ!
ちょっと待って!

・・・・なんですか?

話があるんだけど。
・・・・時間、いいかな?
少しだけでいいんだ。

《選択》

・・・・別にいいですけど。
話すことなんかありません!

◇ ◇ ◇ ◇ ◇


『・・・・別にいいですけど。』

・・・・別にいいですけど。
なんの話ですか?

・・・・あのさ、キミ、夕方の試合の後から、ずっとイライラしてない?

そうですか?
鳳さんの気のせいですよ。

ほら、やっぱり。
いまだってそうだ。
そんな辛そうな顔して・・・・。 なにがあったんだい?
俺でよければ相談に乗るよ?

(なに言ってるの?
 どうせ・・・・話したってわかってくれないくせに!)

もう・・・・私のことなんかほっといてください!!

巴さん!?

(はぁ、もう、どうしたらいいのか全然わかんないよ・・・・。
 でも・・・・言い過ぎちゃったよね。
 ・・・・もう、鳳さんとは顔が合わせらんないよ・・・・。)


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


『話すことなんかありません!』

───雷鳴───

話すことなんてありません!

二位キャラ(今回は宍戸):
おい、どうしたんだ!?
でかい声だして・・・・。
おい、なにしてんだ、長太郎!
まさか、赤月に変なマネしたんじゃねぇだろうな!?


宍戸さん、なんにもされてませんから、心配しないでください。

ん・・・・あ、ああ、そうか。

・・・・・・・・あの、私、ここで失礼します! (はぁ、どうしたらいいのか全然わかんないよ!
 もう、私のことなんか、ほっといてくれればいいのに・・・・。)






※勝利時

(勝つには勝ったけど・・・・これじゃあ、ダメだよ。
 私の理想とするテニスには、全然近づいてない・・・・。
 理想のテニスに到達するには・・・・やっぱり練習しかないよね。
 それも、今まで見たいな甘っちょろい練習じゃなくて、とびっきりハードなヤツ。
 とりあえず・・・・グラウンド1000周・・・・ううん、10000周だ!!)


  ・
  ・
  ・

ハァ、ハァ、ハァ・・・・。
(ちょっと休憩しよう。
 水を飲んだら、また走るんだ!)

(って、あれ?
 頭がクラクラする?
 ・・・・なんだか、ボーっとしてきちゃった・・・・。)

──暗転──

(・・・・あれ?
 私、どうしたんだっけ?
 たしか、特訓をしてて頭がボーっとしてきたんだ。
 ・・・・どうなったの?)

う〜ん・・・・。

あっ。
大丈夫?
俺がわかる?

はい・・・・。
鳳さんです・・・・。

よかった・・・・。
意識はハッキリしてるね。

ここって、医務室ですよね?
どうして私、こんなところに寝てるんですか?

どうしてって・・・・キミ、水飲み場に倒れてたんだよ。
真っ青な顔してるし、呼んでも全然気がつかないし。
とりあえず、ここに運んで来たんだけど・・・・。

そうだったんですか。
ありがとうございます。

お礼なんていいよ。
・・・・目を覚ましてくれて、本当によかった。
このままキミがずっと気が付かなかったらどうしようって・・・・。

お、鳳さん?
もしかして、泣いたんですか?
目が少し赤いですよ。

えっ?
あはは・・・・情けないとこ見られちゃったな。
キミが気を失ったままってこともあるんだけど・・・・。
なにより、俺はこうして待つことしかできないっていうのが無性に悔しくてさ。

じゃあ、今までずっとそばにいてくれたんですか?

ああ。
キミが気がついたことを誰よりも早く知りたかった。
それに、キミにどうしても伝えておきたいことがあるんだ。

え?

・・・・キミが倒れたのってひとりでムチャな練習をしていたからだろ?

は、はい。
私の理想のテニスに近づくために特訓をしてたんです。
まずはランニングからだと思って走っていたんですけど・・・・。

やっぱり・・・・。

理想のテニスに到達するには練習しかないんです。
私は私なりに必死なのに、ちっともうまくいかないんです・・・・。

キミはひとりなんかじゃないよ。
突っ走ってばっかりいないで、周りも見てほしい。

え?

俺は見ていたつもりだ、キミが苦しんでるところ、全部。
その負担を少しでも軽くしたい。
俺もさ、泣いたあとの顔なんてみっともないとこを見られた訳だし・・・・。
もっと、お互いに色々なことをさらけ出してもいいんじゃないかな?

・・・・さらけ出し合い、ですか?

そうだよ。
見られたくない顔を見た責任、ちゃんと取ってくれよな。

あははっ、なんですか、それ。

(鳳さんと過ごした時間のおかげで、気持ちが落ち着いたみたい。
 なにより・・・・私を心配してくれてるのがうれしかったし。
 明日からはもっといいテニスができそう。
 鳳さんには感謝だね。)



・・・・泣かしちゃった・・・・!
けど言うほど気にしてないのがチョタっぽいっすよね。


更なる高みへ

※特訓後

ところで、あの・・・・本当にすみませんでした。
練習、やすませちゃって・・・・。
榊コーチに後でこっぴどく叱られますよね?

うん、覚悟は出来てるよ。
それに、キミだって同罪だろ?
一緒に怒られれば平気だよ。

あはは・・・・。
ですね、ふたりなら怖くないですよ。

それにしても、中途半端に時間が余ったね。

そうですね・・・・練習試合には参加できますけど、それまではまだ時間がありますね。

・・・・じゃあ、特訓もうまく行ったことだし少し息抜きしないか?

あっ、いいですね。
それじゃ、着替えてかまた集合しましょう!

  ・
  ・
  ・

<合宿所敷地内>

ここでいいの?
どこかに出掛けるとかでも俺はかまわないけど。

いいんです。
のんびりしたい気分ですから。
あっ、そうか。
鳳さんが退屈ですよね?
すみません、気がつかなくて。

いや、俺はキミがよければそれでいいよ。
それに、一緒にいれば退屈もしないしさ。

・・・・私って、そんなにイロモノ系ですか?

違うよ。
そういう意味じゃなくてさ。

え?
どういう意味なんですか?

いや、やっぱり今は言わない。

ええ〜っ?
気になります!

・・・・それじゃ、ずっと気にしててよ。
いつか、伝えるからさ。

もう、いいですよーだ!
フテ寝します!

あはは、別にいいよ。
息抜きなんだしね。
昼寝っていうのも悪くないんじゃない?
誰もジャマしないように俺が見張ってるから。

ふあぁ〜。
そんなこと言われちゃうと本当に眠くなってきますよ・・・・。

──暗転──

・・・・ん?

お、おはよう。
よく寝てたね。

・・・・あれ?
私、本当に寝てました?
鳳さん?
なんで顔赤いんですか?

い、いやさ、寝顔がかわいいなって思わずみとれちゃって。
それでその、急にキミが起きたからその・・・・。

それって普段はかわいくないってことなんですか?

別にそういうわけじゃないよ!

なぁんて、うそですよ〜。
さっき教えてくれなかったから仕返しです!

な、なんだ。
ビックリさせないでくれよ。

  ・
  ・
  ・

あっ、そろそろ時間ですね。
練習試合に遅れちゃいますよ。

ああ、そうだね。
戻ろうか。

(よし、練習試合で特訓の成果を試すぞっ!)



正面きってかわいいとか言われたんだからもうちょっと反応してよ巴ちゃん!
私は悶えたよ!
だいたい、こんなに恋心ダダ漏れなのに・・・・!



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