※灰色字項目は存在せず
やってらんない
※試合勝利時
うん、勝っちゃったよ! 練習なんてしなくたって私は実力充分だね!
※試合敗北時 あーあ、負けちゃったけど……。 練習試合なんだし、ま、いっか。
どうやら、データを書き換える必要がありそうだ。
えっ?
俺の知っているお前は、もっとひたむきなプレイヤーだったはずだ。 少なくとも、汗もかかずに笑っているようなヤツではなかった。
い、乾先輩……。
残念だよ。 お前なら……と、思っていたのだがな……。
<自室>
(初めて見た、あんなに怒ってる乾先輩。 ……そうだよね。なんだか頭が冷えたよ。 ロクに練習もしないで、合宿に参加してる気になってたんだ、私……。 でも、今ごろ気がついてももう遅いよね。きっと追い返されちゃうよ。)
……そんなの嫌だ。 その前に逃げちゃおう。
<信号前>
ふう……。 ここまで来ればいいかな。 飛び出して来ちゃったけど、……本当にこれでいいのかな?
追い返される前に自分から出て行くのか?
乾先輩!?
勘違いはするな。 俺はお前を引き止めに来たわけじゃない。
先輩、私……。
データは常に一定じゃない。 上がりもすれば下がりもする。 お前の心掛け次第だ。
私が間違ってました。 もう逃げません!
本当か?
……はいっ!
……よし。 期待しているぞ。
はい!
(とにかく、今の私はもっと努力するしかないんだ! よーっし、気分一新だ! 明日からは、今までの分も猛練習するぞ!)
▲
怒るっていうより絶望されてるのが辛い…。
耐えられない
(負けちゃったよ……。 やっぱり、もうダメなんだ。 これ以上は強くなんかなれない。 ……ここが私の限界なんだ。)
はぁ……。 もうやる気なくなっちゃったよ。 なんで、あんなに必死になってテニスをやってたんだろう。 あーあ。もう全部、どうでもいいや……。
そうやって自分自身に言い訳しているのか?
乾先輩……。 なんですか、言い訳って!? 私は本当に……!
図星を指されて怒るなんて、まだまだ子供だな。 (やれやれ。)
……いいです、もう。 私は限界なんですから。
それなら、今すぐコートから出てくれないかな。
えっ!?
テニスは相手との戦いである以前に自分自身との戦いでもある。 ここはそういう過酷な戦いに耐え抜く決意を持った者だけが足を踏み入れる場所だ。
…………。
(こんな怖い乾先輩、初めてかも……。 どうして? なんで、そこまで言うの?)
本当に残念だ……。 自らの才能に気付かないどころか挑戦の意思さえ持たないお前が。
(乾先輩……私のことをそこまで……)
……ありがとうございます、乾先輩! 大切なことを忘れかけてました。 私は、やっぱりテニスが好きなんです。 だから、限界だなんて考え込む前……。 それをさらに越えていかないといけませんよね!
そうだ。やっとわかってくれたか。
はい! 気合、入れ直しましたから! 明日からの私に、期待しててください!
(乾先輩……私のこと、励ましてくれたんだ。 乾先輩の激励に応えるためにも、明日からまた頑張らないとね!)
▲
うわー、怖い。 落ちこぼれルートでこんな怒る人現時点ほかにいないよ? 乾は他のキャラ以上に巴ちゃんに普段から期待を寄せていたようですね。
私流でいいじゃん
今日の試合、なかなかいい感じだったよね〜。うんうん。
※パートナー時
やはり、わかっていなかったようだな。
乾先輩・・・・。 なんですか、わかってないって。
お前のプレイには波がありすぎる。 普段の練習が欠けている証拠だ。
いいじゃないですか。 今日はすっごく調子がよかったし、試合にも勝ったじゃないですか。
・・・・やれやれ。 いいか? 練習試合と本番とは違う。 コートの雰囲気も、なにもかも。 俺の見たところ、今のお前が本番で実力を発揮できる可能性は42%・・・・。
(もう、なんでこんな小言を聞かなくちゃいけないワケ? 勝ったんだからいいじゃない。)
あの、先輩? 私、シャワー浴びたいんで失礼します。
(こうして、後味の悪いまま、今日の試合は終わった。)
▲
井の中の蛙
※試合後のみ
(あーあ。私って、もうちょっといい感じだと思ってたのに。 私なりのやり方なんて、結局、通用しないのかな……。 でも、だからって急にやり方を変えるなんて……。 私なりのテニス……。 どうやったら見つけられるの? あああ! わかんないよっ! どうしたらいいの!?)
モエりん、ここにいたのか。 お前に、ちょっと用がある。 俺について来てくれ。
えっ?
<図書室>
図書室……ですか。
考え事をするには、適している。
ここじゃあ、私の悩みは解決しませんよっ!
しっ! 大声を出すと迷惑だぞ?
あ……すみません。
これは、俺のオススメの本だ。 テニスとは直接関係ないが、必ず役に立つ。
はぁ……。
(って、渡されても……。)
ボールをどう打つかだけがテニスじゃないぞ。 相手の心理を読むのも重要だ。 そして、自分自身を知ることも、な。
なるほど……読んでみます。
(乾先輩から渡された本は100年も前に書かれたロシアの作家の自伝だった。 最初は聞きなれない名前を把握するので精一杯だったけど、次第に引き込まれて……。 気がついたら一気に読み終えている私がいた。)
ふう〜。 なんだか、自分の悩みなんか屁みたいに思えてきました。
少しは役に立ったようだな。よかった。
はい! ありがとうございました!!
しーっ!!
(乾先輩が私を心配してくれてるのがとってもうれしかった。 よーっし! 明日からはキッチリ練習するぞーっ! 生まれ変わった私に乞うご期待だよ、乾先輩!)
▲
本、来たーっ!(大喜び)←大石「俺にできる事は…」参照 そうか、そんな内容の本だったんですね! しかしこれを渡された大石も困った事でしょう(^^;)。
わかっているのに!
自分のテニスが、全然できなかった……。これじゃ、負けて当然だよね。
※パートナー:敗北時
負けたこと以上に問題のある試合だったな。 どうやら、いまのお前は自分のテニスを見失っているようだ。
※非パートナー:敗北時)
正直なところ、あまり誉められた内容ではなかったな。 負けたことが問題という訳ではない。 改善すべきは……。
わかってます、私だって! だから悩んでるのに……。
自分のテニスを持ってる乾先輩に私の気持ちなんて、わかるはずないんです! もう、ほっといてください!
おい、赤月……!?
(怠けてるわけじゃないのに! わかってるのに!
乾先輩のバカーッ!!)
▲
俺に出来る事は……
(……あれ、誰かいる。乾先輩だ……。)
<図書室>
……どこかに見落としがあるかもしれない。 もう一度、計算してみよう
(深刻な顔でパソコンに向かってる。 気になるなぁ、ちょっとだけ近づいてみよう。 そうっと、そうっと……。)
……あいつの潜在能力はこんなものじゃない。 ミクスドで頂点も夢じゃない。
(あいつって……もしかして私のこと!?)
本当なら、もっとやれるはずだ。 そのあいつに有効なアドバイスができないのは俺の責任だ。 データにミスがあるとしか……。 ダメだ! もう一度最初からだ。
(乾先輩……。私のこと、そこまで……! でも、それに応えることが今の私にできるの?)
(…………。)
(とりあえず、見つかっちゃう前に戻ろう。)
▲
スランプ
※試合後のみ
よーっし! 今なら誰もいないから、思いッ切りやれるぞ! 私のテニスへの情熱、テニスが好きだって心、全部ぶつけてやるんだ!
お前というヤツは……。 本当に、よくも悪くも思い込んだら前しか見えなくなる性格だな。
乾先輩!? どうしてここに!
お前の取る行動は簡単に想像がつく。
……私って、そんなに単純ですか?
ああ、過ぎるくらいにな。 今のお前の思っていることも容易に想像できる。 誰も自分を理解してくれない。誰も助けてくれないと思ってるだろう?
!?
少しくらい頼りにしてくれてもいと思うが? 俺はずっとお前を見ているんだぞ。 好調時の正確なフォーム、不調時の反応の鈍さ……。 お前のすべてが俺の頭の中に入ってる。
先輩……よろしくお願いします!
(このあと、乾先輩に練習の相手をしてもらった。 練習量は多くなかったけど、色々アドバイスしてもらって気分の方も落ち着いたみたい。 これで、明日からはもっといいテニスが出来そう。 乾先輩のおかげだね。)
▲
乾だけなんで相談相手がいないんですか? ちょっと寂しい……。 ところで大石ルートで勧めていた本は?(笑) 告白寸前、と思うのは私のうがちすぎでしょうか。
逃亡の果てに
※逃亡後のみ
<公園>
ふう……。 いくらなんでも、ここまで来れば見つからないよね。 うーん、思わず飛び出して来ちゃったけど、ここって、どこかなぁ……?
合宿所近くの公園じゃないか?
わわっ!? い、乾先輩!? ど、ど、どうして……。
もちろん、お前を捜しに来た。 勝手なことをされると予定が狂うからな。
…………。
あちこち歩いて疲れただろう。 これを飲め。
(……ドリンク?)
遠慮するな。 お前のことを考えて作った専用ドリンクだ。
(もうっ、乾先輩ってば、こんなときにドリンクだなんて……。)
……いりません!
いいから、飲め!
ん! ……あ、あれ? 甘い! んでもって、おいしいです!
良薬は口に苦し。 だが、今のお前には、そちらの方が必要だと思ってな。
乾先輩……ありがとうございます。 先輩って、私以上に私のこと、わかってるんですね。
誰でも、自分のことはかえってよくわからない物だ。 特に自分の気持ちなんて、その際たる物だな。
えっ?
いや……。 落ちついたら、少し話をしよう。 お前が悩んでいることを俺に聞かせてくれ。 俺のアドバイスがきっと役に立つはずだ。
はい……。
(乾先輩と過ごした時間のおかげで気持ちが落ち着いたみたい。 なにより……私を心配してくれてるのがうれしかったし。 そういえば、あのドリンク…… あんなにおいしいのが作れるならいつもあっちにしてくれればいいのになぁ。)
▲
……夢だけじゃなかったんだ…(笑)。 しかし本当に巴ちゃんに同感。 いつものは嫌がらせか。 「自分の気持ち」ってのは乾自身のことと思いたいですv
現状打破
※特訓後会話のみです。
乾先輩、ありがとうございました!
……よく頑張ったな。 この合宿でのお前の成長は俺の予想をはるかに超えるものだ。 脱帽だよ。
それは乾先輩のおかげです。 本当にありがとうございます。
そうか? そう言ってもらえるのはうれしい物だな。
でも、あとで私のデータ、ちゃんと書き換えといてくださいよ。 こう、パパーッとノートからグラフの線がはみ出るくらい。
そうだな。 お前専用の新しいノートが必要だな。
あはっ、そうですね。 じゃあ、今度プレゼントします!
楽しみにしているよ。 ……そうだ、今からなら練習試合には間に合うんじゃないか?
行きましょう! 特訓の成果、見せちゃいますよ!
▲
あの分厚いノート、巴ちゃんの分もう一杯なんですか? 乾先輩……。
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