サモナイ4・夜会話集

〜ミント〜


※ライVer.(ミントは第十一話夜会話選択不可)
 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 第十話 第十三話 第十四話
 第十六話(イベント) 第十八話 ED



第三話

リビエルちゃんの話が本当だとすると私たちが敵に回してる相手は、相当の力をもっているみたいね
竜を倒すなんてこと普通に考えたらできっこないもの

だよな・・・
実際、あそこでジジィが調子を崩さなかったらやばかったって思うよ

戦うために召喚術を使うのは、あんまり好きじゃないけど
わたしもできる限りがんばってみるよ

ごめんな、迷惑かけて

いいんだよ
私だって、みんなを守りたいもの
だから戦うの、貴方たちが正しいと思うことを貫くように私もそうするだけ
だから、気にしないで

うん・・・

――ありがとな・・・ミントねーちゃん――


優等生で面白くねぇなぁ。


第四話

はあ・・・

珍しいな
ミントねーちゃんがため息つくなんて

もぉ、私だってそういう気分の時があるんです!

ははっ、悪りぃ悪い
で、どうしてそんな気分なんだ?

ミルリーフちゃんの言ってたことが引っかかってるの
私、召喚師だから余計にね・・・

あ・・・

召喚術の行使の際に交わされる誓約には拒否権なんてない
召喚術に逆らうことはできても、喚ばれてしまったら術者の言うことに従うしかないのよ
たしかに、喚ばれる相手の都合や気持ち考えてないよね

まあな・・・けど、ねーちゃんに限ってはそんなに深刻に考える必要なんてないんじゃねーの?

どうして?

だって、ほら・・・

ムキュウゥゥ・・・

オヤカタ・・・あなた・・・

オヤカタはちゃんとねーちゃんのこと心配してくれてる
イヤイヤだったらこんなことしねえよ

ムイッ! ムイッ!

うん・・・そうだね・・・

――そうだよ、ねーちゃん 召喚獣の気持ちだってそれぞれなのさ・・・――


グラッド兄ちゃんよりライのが数倍口が上手い。
冷静に考えればミントねーちゃん個人だけの話じゃないのにね。


第五話

・・・未回収・・・



第六話

・・・未回収・・・



第七話

魚が手に入ったからオレとしては問題ないことだけどさ・・・
凍った湖、溶けるまでほっといていいのか?
「蒼の派閥」ってのに報告したら、なんとかなるんじゃないかな

うん、たしかにそうかもしれないね
でも、報告はしないほうがいいかもって私は思ってるの

なんでだよ?

あそこの機械設備はどれをとっても貴重なものだわ
特に、人工的な方法でサモナイト石を精製するなんてことは今まで、誰一人として成功していないもの

だったら、なおさら報告して研究するべきなんじゃ・・・

そしたら、きっと大騒ぎになるよ?



ミルリーフちゃんと同じで、あの設備も価値がありすぎるの
秘密を手に入れた者が世界のありようさえも変えてしまうくらい
素晴らしいけれどとても、恐ろしい力

・・・・・・

だから、このことは私だけの胸の内にしまっておきたいの
今ならまだ、湖の件は異常気象のせいとかにしてしまえるし

そっか・・・

世界の真理を研究する「蒼の派閥」としてはダメダメだけどね?

そんなことないって!

――それに、そのほうがねーちゃんらしいってオレは思うな・・・――


もう少しよく考えてモノを言おうぜ、ライ。
しかし近隣の漁師さんは困るだろうなぁ……。


第八話

本当に、みんなが無事でよかったよ

一歩間違っていたらとんでもないことになってたもんな
ねーちゃんたちは最初から、こうなるかもしれないこともわかってたんだろ?
オレたちが竜の子をかばい続けていけばいつかは、きっと敵が、ああいう卑怯な攻め方をしてくるってことをさ・・・

気づいてなかったっていったら、ウソになっちゃうけどね
でも、それでも私は君たちの気持ちを大切にしたかったの

どうして?

まっすぐだったから
大人の理屈でそれを曲げたくなかったの
すくなくとも君たちがきちんと納得できるまでは助けて、見守ってあげたかったんだ

ねーちゃん・・・

どうする? ここで納得して大人に任せることに決めちゃったって誰も、君たちのこと責めないと思うよ?

・・・・・・ゴメン・・・
迷惑かけてるのはわかってるけどさ でも・・・

もう、そんなすまなさそうな顔なんてしないの!
私たちは、最初に決めているんだもの
君たちが納得するまでお手伝いをしながら見守っていくってね
だから、胸をはってがんばればいいんだよ

うん・・・

――ありがとう・・・ミントねーちゃん――


ミントねーちゃんは、なんというか「ズルイ大人」ですよね。
キッチリ線を引いちゃってる。


第十話

・・・未回収・・・



第十三話

グランバルドが自爆しようとした時に先生、オレたちに逃げろって言ってくれたよな

うん・・・

あの時、はっきりわかったんだ
口では復讐のことばかり言ってるけどセクター先生はそれだけに心が囚われてるんじゃないってことが
だって、本当に復讐を第一に考えているんだったらオレたちを気づかうより、自分が安全に脱出する方法を真っ先に考えてたはずだもんな

うん、そうだね
私もそう思うよ

不意をつくためにオレたちを囮にしたっていうのもさ
たしかに、それ自体目的のひとつだったかもしれないけどもしかしたら、敵の動向を知らせたくてやったんじゃないか
そんな気もしてるんだ
甘い考えなのかもしれねえけどさ

・・・・・・

でも、だとしたらなんで、ああまでしてムキになるんだろう
果たさなくてもいい復讐なら、やめちまうことだって・・・

多分、やめることができないんだよ

え?

あの人は、復讐を遂げることそのものが目的なんじゃなくてそれを果たそうとする行為自体にすがって生きようとしている
そんなふうに私には感じられるの

なんだよ、それ?
よくわかんねーよ

セクターさんさっき言ってたよね
じきに、自分の機能は停止する―――死んでしまうんだ、って
私だったら、多分それを知っただけで耐えられないよ
こわくてたまらなくておかしくなっちゃうかもしれない
だって、回避不能な死の宣告なんだよ?

・・・・・・

すがりつくものが必要だったのかもしれない・・・あの人は、それを復讐に求めたんだと私は思うの
激しい憎しみを燃やすことで、からっぽになりかけた心を奮いたたせてかろうじて、立っているんだと思う

けど、それじゃあ復讐を果たした後はどうなるんだよ?
燃やしつくして憎しみまでからっぽになっちまったら先生は、いったいどうなるんだよ!?

・・・っ

冗談じゃねえよ!?
そんなこと、絶対にさせるもんかよ!!
あきらめるなよミントねーちゃん!
オレはあきらめない
だって・・・先生を助けてやれるのは、きっとオレたちだけなんだぞ!?



からっぽになんかさせねえ・・・憎しみなんかにすがらなくても生きていたいって思える気持ちをオレたちが、先生に与えてやるんだよ!

ライくん 君は・・・

あきらめないでくれよ
ねーちゃんが、オレを信じてくれるならそれを支えにしてオレ、最後までがんばれるから!
だから、頼むよ・・・

ライくん・・・わかった・・・約束するよ・・・

――きっと、まだ方法はあるはずなんだ! きっと・・・――


ライが男前だーっ!
大人の苦悩を「わかんねー」の一言で片付けてしまうのもいいですが後半の「ねーちゃんがオレを信じてくれるなら…」という台詞は非常に私のツボ直撃でもだえました。


第十四話

「響界種」というのは召喚師たちが、便宜上つけた呼び方なの
正直、あんまりいい意味では使われていない言葉だね

ああ、いかにも記号みたいで、ヤな響きだもんな
でも、どうしてそういう扱いを受けるんだ?

こういう話はあんまりしたくないんだけどね
召喚師の大半は召喚獣を、便利な道具みたいに思っているの
同じ命をもつ生き物だってことを、忘れてしまっているのよ

(アロエリたちもたしか、そんなこと言ってたっけ・・・)

使役する側の人間は使役される側である召喚獣よりも偉い
そう考える人たちには召喚獣と人間が、愛を育むこと・・・

許せない、ってワケか

それと、もうひとつ
異なる世界の両親から命を授かった彼らには不思議な力があるの
親の能力をそのまま受け継いだり、それ以上のものを得たり
あまりに力が強すぎて制御ができなくなってしまうことも・・・

それって、無茶苦茶ヤバイじゃんか!?

ええ、そのせいで「響界種」はみんなに恐れられてしまうの
こわいから遠ざけるし近づいてきたら、すぐ追い払おうとする
能力が暴走するなんて簡単には起きないことなのにね・・・

ポムニットさんが半魔だっていうことを必死に隠してたのもそういう理由のせいだったんだな・・・

――ひどい話だよな・・・わざとそうしてるワケじゃないのに・・・――


ミントさんのお勉強コーナーみたいです。
この時点で他人事のように聞いているライに涙。


第十六話(イベント会話)

いらっしゃーい ライくん
今、お茶もってくから座って、座って?

ミントねーちゃん オレがくることわかってたのか?

もちろんだよ・・・ってウソウソ、ホントはね
オヤカタが気づいて知らせてくれたの

オヤカタが・・・

ムイムイッ!

私はちっとも気づいていなかったけど
このコは、最初から君が何者なのか知ってたみたいね

てことは、やっぱねーちゃんも、もう知ってるんだよな?

うん・・・だけどちゃんと、君から話してほしいな

わかってるよ
オレ、そのつもりでここに来たんだから





君が「響界種」か
うーん、やっぱりピンとこないなあ

オレだってそうだよ
でも、ホントだから困ってるんだ・・・

どうして?

みんながどう思うかそれがこわいんだよ
嫌われたりしたらどうしよう、って考えちまうから

なるほど・・・ねえ、おぼえてる?
私が、この町にやって来た日のこと

忘れっこねえよあの日のことはさ

びっくりしたよ
扉を開けたら君たちがいて泥のおだんごで顔を真っ黒にされちゃって・・・

追い返すつもりだったんだよあの時は
空き屋だったここはオレたちの遊び場だったからさ
なのに、ねーちゃん怒るんじゃなくて笑いだすんだもん

でも、そのおかげで君たちとは、すぐに仲良くなれたよね
荷物を整理する時も畑を作る時も、いつもお手伝いしてくれた

友達になってやるぜ! とか、エラそうなこと言ってたよなあ

でも、その言葉が私には、ものすごくうれしかったんだよ

え?

ほら、私はよそ者でしかも「蒼の派閥」の召喚師じゃない?
来たばかりの頃は町の人たちとあんまりなじめなかったんだ

ウソだろ!?

ウソじゃないよ
こっそり、めそめそ泣いたりしてたし
でも、君たちが毎日のように遊びにきてくれたからがんばらなきゃって自分に言い聞かせてこられたんだよ

そうだったんだ・・・

私が、ここにいるのはライくん
君たちのおかげなの
仲良くなれてよかったなあって今でも思ってる
君が「響界種」でもそれは変わらない

あ・・・

ライくんはライくん
そうでしょ?

ねーちゃん・・・

まだ、こわいかな?

・・・ううん もう、へっちゃらさ!
ありがとなミントねーちゃん
その・・・大好き、だぜ?

うん、私も君のことが大好きよ
じゃあ、一緒にみんなのところに行きましょうか?

おうっ!


大好きって! 大好きって!←落ち着くように
ただ、アッサリとミントねーちゃんに流されたのに涙。
思い出話を聞くとこの二人の年の差がめちゃくちゃ気になります。…10は離れてる?


第十八話

はい、お待たせ
ごめんね、着替えで待たせちゃって

悪いのはオレだって
こんな時間にいきなりおしかけちゃってさ

うーん・・・まあ、場合が場合だし今夜のところは特別にみんなにはナイショにしといてあげるね♪

うん、恩にきるよ

でも、ちょっとだけ意外だったなあ
ライくんが不安で眠れなくなっていたなんて・・・

恥ずかしくて他のみんなには言えなくてさ
それで・・・

私のところに薬草茶をもらいにきたんだね

ねーちゃんから、前に話を聞いてたからさ

うん、よく効くわよぉ
短い時間でも、疲れが吹き飛んじゃうもの
今、いれてあげるから座って、待っていてね

うん・・・


あのさ、ずっと気にしていたんだけどさ・・・

なぁに?

派閥のこととかだいじょうぶなのか?
騒ぎに巻きこんどいて言うのも、アレだけど

うーん・・・バレたら、きっと怒られるわよねえ

(やっぱり・・・)

でもね、それでも私は、後悔なんてしてないから
大事なお友達を助けるためだもの

(お友達、か・・・)

はい、どうぞ
どうしたの?さっきより元気がないみたいだけど

な、なんでもねーよ! 別に・・・あぢいっ!?

あーっ、ダメだよいれたてなんだか気をつけなくちゃ
ほら、ふいてあげる

う、うん・・・

さっきの話だけどね
お友達っていうのはちょっと違うのかもしれないな・・・

え?

私にはね、故郷に弟や妹がいたの
年頃も、ちょうど君やリシェルちゃんたちと同じくらいの

そう、なんだ・・・

任務でこっちに来てからは、もうずっと里帰りしてないから今では、すっかり大きくなっちゃっているんだろうけど私の思い出の中では弟も妹も、別れた時のままの姿なの・・・
だからかな、私は時々君たちに、弟たちの面影を重ねちゃうの
いけないことだとはわかっているんだけどね

・・・・・・

ごめんね、なんだかおかしな話しちゃって・・・怒っちゃった?

ううん、違うよ
別に腹を立てるようなことじゃないって
オレだって、いつもねーちゃんって呼び方しるんだしさ

うん、その呼び方すごく気に入ってるよ
なんだか、君の本当のお姉さんになれたみたいでくすぐったいけどうれしくなっちゃう
だって・・・私は、君たちのこと本当の弟や妹のように思っているんだもの

うん・・・

身代わりなんかじゃなくて君たちは本当の家族と同じ
だから、安心してね
君たちのことは私が、絶対に守ってあげるから

う、ん・・・

ライくん?

・・・すう・・・っくうぅ・・・・・っ

あららら・・・やっぱり、疲れていたんだね・・・
ほら、ちゃんとベッドで寝なくちゃカゼひいちゃうよ?

う、うぅ・・・んっ

しょうがないなあ・・・よいしょ!

――ぐっすりと眠るんだよ? 朝になったらいつもの元気が戻るように、ね――


ヒドイ人だ、ミントさん……(笑)。
あんまり『弟』連呼するんで「もう勘弁してあげて、ミントさんーっ!」みたいな気持ちに。
しかしこういう切なさポジション大好物です。切ないなぁ、ライ。
ところでこの日ライくんはお泊まりでしょうか。


ED

※全キャラ共通箇所は省略。

――(ノック音)――

はぁーい、どうぞ?

ミントねーちゃん、ちょっといいかな

あれれ、どうしたの? ライくん

いやあ、それがさ
思ったよりも客足がよかったせいで野菜が足りなくなっちゃってさ
都合、つくかな?

うーん、ご希望どおり用意できるかどうかは畑と相談しないとね
とりあえず、一緒に見て回ってくれる?

うん、わかった

ムイムイッ♪


おっす、オヤカタ今日も畑の見回りご苦労さん

オヤカタ、悪いけど土の中のお野菜の具合見てきてくれる?

ムイッ!

だけど、お店のほう本当にすごい評判みたいだねえ
昔と比べたら倍近く仕入れてもらってるのに、これだもの

本当なら、余った野菜を安く売ってもらう約束なのに今じゃ、すっかり専属の野菜畑みたくなっちまったもんな
・・・ゴメンな?

気にしなくていいよ
これはこれで、結構楽しいしね
私の畑でとれる野菜を食べて、喜んでる人がたくさんいてくれる
そう思うとね、研究のほうにも、ぐっとやる気がでてくるの

そっか・・・

・・・ムイムイッ!

ふむふむ、どうやらなんとかなりそうね

よかったあ・・・

収穫が終わったら薬草茶で、一息入れていきなさいね
がんばるのはいいけどほうっておくと、君はがんばりすぎるから<

たははは・・・





そうそう、この前テイラーさんが家にやってきたんだよ

オーナーが!?

子供たちの面倒をいつも見てもらっているお礼にってこの借家を、正式な私の持ち家にしてくれるんだって

よかったじゃんか!

もっと畑を大きくすることが、条件のひとつだけどね

うへえ・・・

どうしようかなって思ってるんだよね
ほら、一応は私派閥から派遣されてきてる立場だから
ここに家を持つってことは、定住するってことになるだろうしそれなりの覚悟がいるって思うんだよね

そうだよな・・・

ライくんはどう思う?

そりゃ、オレとしてはねーちゃんがいないと困っちまうし・・・できれば、ずっとこの町にいてほしいけどさ・・・

仕入れのこととか困っちゃうから?

別に、それだけが理由じゃねーよ!
ただ、その、なんていうか・・・えーっと・・・

・・・うんっ! それじゃ、やっぱりそうしちゃおう♪

いいのかよ!?
オレの意見なんかで決めちまって・・・

ほんとはね、もともと気持ちはそのつもりで傾いていたんだよ
ただ、ちょっぴり誰かに後押しをしてほしかったの

あははは・・・

ライくんがそう言ってくれるならすごく心強いもの
だから、もし・・・なにか困ったことが起こっちゃった時は真っ先に、君のこと頼ってもいいよね?

あ、当たり前だろ?
だって、ねーちゃんはオレにとってすごく大切な人・・・なんだからさ・・・

うふふっ、ありがとうライくん
さてと・・・そうと決まったらがんばらなくちゃね
早速、畑の拡張工事にとりかかるとしますか

なら、次の休みの日はリシェルたちと一緒に手伝いにくるよ

うん、頼りにしてるよ

――ずっとずっと、この町で大好きな君たちと笑顔で暮らすことができたら、幸せだよね――


途中の発言なんかは「ミントさん、試してますかー!?」って感じでしたが結局サッパリで終了。
ライ、不憫じゃのう…。
けど一番頼りにしてもらってるらしいからこれからがんばれ! まずは弟卒業!
しかし畑の拡張ってどう考えてもライのためでは。



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