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終章本編
みんな、この扉の向こうに女神クラヴィスはいる。 ルーンハイムのたくさんの命のために、決して負けられない戦いだ。
そんなのは分かってるぜ。 ディラン。 やってやろうじゃないかよ。
ディラン。私はお前を信じている。共に戦おう。
お姉さん、ディラン君と一緒なら怖くないわ。 いつでもOKよ。
ディラン様なら、きっと勝てますわ。だってわたくしがついてますもの!
ディラン皇子。俺の命はあなたに預けている。 存分に、使ってくれ。
ボーヤ、怖がる事はないよ。 アタシ達がいるんだからね。
あたちもすっごくがんばる! ディランおにーたまのお手伝いするの!
ムームームー!!!
行こう、ディラン。 私達のルーンハイムを守るために。
ああ、みんな行こう。 俺達の、最後の戦いへ。
◇ ◇ ◇
ファラ、いや、女神ファーライト。 ありがとう。
ファラでいいんだよ。 ディラン。 私は、女神ファーライトであり、ディランのよく知ってるファラでもあるんだから。
ファラ、君はやっぱりファスティアナに行ってしまうのか? 女神として、覚醒したんだから。
ディランは、どうして欲しい?
俺は、ファスティアナには行って欲しくない。 一緒に、ルーンハイムに戻れたらって、思ってる。 難しいかもしれないけど。
じゃあ、そうするね。
えっ!?
ファスティアナは、私がいなくても大丈夫だろうし。 ファスティアナも、アシャンティも、そしてオヴァドも。 それぞれが、世界として安定しているわ。だからもう、女神の助けはいらないの。 それに、私だってルーンハイムに帰りたいから。 ルーンハイムで、人間としての一生を送りたいから。
ファラ…。
もう、女神クラヴィスが心配しないように、新しい世界を作らなきゃ。 二度と戦争が起こらないような、そんな世界を。 召喚プレートで呼び出す異世界の住人達の力を借りず私達だけで成し遂げるの。 そしたらきっと、お姉様も…。 女神クラヴィスも、安心すると思うわ。
ああ、そうだな。 俺もそう思う。 これまで、俺達の力になってくれた召喚プレートは神殿に保管しよう。 もう、彼らの力を借りる時代は終わったんだ。
そうと決まったら、みんなでルーンハイムに戻ろうぜ。 いつまでもこんなとこにいて、道が塞がれちまったら大変だからな。
そーですわ! 一生オヴァドで暮らすなんてゴメンですわよ。 わたくしは、ディラン様と結婚して皇帝夫人になるんですものv
戻ったら、忙しくなるぞ。 ディラン。 お前は、帝国を変えなくちゃいけないんだからな。
ディラン皇子。 これからも、俺を使ってくれ。 あなたが目指す帝国の未来は、俺の夢でもあるのだからな。
やれやれ、戦いが終わっても、何かと大変そうだね。 ま、そんだけボーヤが頼られてるって事なんだろうけどね。
お姉さんに手伝える事があったら何でも言ってね。 ディラン君のためなら、一肌も二肌も脱いじゃうから。
あくり〜んも! ディランおにーたまのお手伝いする〜!
ムームームー!
帰ろ、ディラン。 私達の、ルーンハイムへ。
ああ、帰ろう。 俺達の、故郷へ。
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ED
やっと、一段落ついたね。 ディラン。
ああ、そうだな。 忙しさで目が回るかと思ったよ。
だけど、こんな事になるなんて思ってなかったな。 王国と帝国が、ひとつの国になるなんて。
両国の民が賛同してくれたからできた事だ。
みんな、もう憎しみあっていても仕方がないって分かってくれたんだね。 でも国が一緒になった事で、まだ混乱があるみたいだし。 がんばっていかないとね。
なあ、ファラ。本当に良かったのか?
何が?
女神ファーライトとして、ファスティアナに戻らず…、この世界、ルーンハイムに戻ってくる事にして。
行って欲しくないって言ったのはディランでしょ?
確かにそうだけど、もしかしたらとんでもない事を頼んだのかもって…。
フフフ、いーんだよ。 私、すっごくうれしかったから。 前にも言ったとおり、私は転生して人間になったの。 だから、人間として、この大好きなルーンハイムで暮らしたいの。 それに、もし私がファスティアナに行ったら…。 ディランと、離れ離れになっちゃうじゃない。 そんなの、絶対嫌なんだ。 大好きなディランがいない世界なんて、そんなのつまんないもん。
ファラ…。
──これからも、ずっと一緒だね。ディラン。──
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なんかファラが可愛いなぁ。
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