サモナイX・夜会話集

〜あくり〜ん〜


第九章 第十章 第十一章 第十二章 十四章 議会シナリオ「ステキな絵本」 第十五章 第十六章 第十八章 ED



第九章

おねーたま。
まだ寝ないの?

ちょっと、あくり〜んちゃんの事を考えてたの。

あたちのこと?

ねえ、あくり〜んちゃん。
あなたは、何者なの?

えぐっ、うぐっ。
おねーたま、あたちのこと忘れちゃったの?
うわ〜〜〜〜ん。

あ、ごめんね。
あくり〜んちゃん。

あたちは、おねーたまのいもーとでしょ?

えっ、でも。

えぐ、うぐっ。

そ、そうね!
私はあくり〜んちゃんのお姉さんだったわ。

うん、良かったあ。
やっと思い出してくれたんだ。
これからも、いっぱいいーっぱい遊ぼうね、おねーたま。

(あくり〜んちゃんの事は何もわからなかったけど…でも、ま、いっか。
 こんなに可愛い妹ができたと思えば)


――おねーたま、これからよろしくね!――


※ファラ編  おいおいあっさり前言撤回しちゃダメじゃん。


第十章

うぐっ、えぐっ、うじゅ〜〜〜。

どーしちゃったの?
あくり〜んちゃん。

ファングおにーたま、かわいそ〜だよ。
どうして、こんなに、みんな悲しくなっちゃうの?
あたち、こんな事のためにさよならしたんじゃないのに。
きっと仲良くできると思ったから、遠くに行くって決めたの〜〜〜。

えっ?

うええ〜〜〜ん!!!

もう泣かないで、あくり〜んちゃん。
私達が今、がんばってるのは、もう、みんなが悲しくならないようにするためなんだよ。

そーなの?

うん、大変な事だけど絶対にそうしなくちゃ。
あくり〜んちゃんも、力を貸してね。

うん、分かった。
あくり〜んもいっぱいがんばるね!
おやすみ、おねーたま!

元気になって良かったな。
だけど、さよならしたとか遠くに行くって決めたとか、どういう意味なのかな?

──おねーたまと一緒に、がんばるよ。――


※ファラ編  今、すっごい大事な事言った!


第十一章

良かったね、おねーたま。
おにーたまが帰ってきて。
みんなすごく喜んでて、あたちもうれしーーーーー!

でも、あくり〜んちゃんには城で怖い思いをさせちゃったかな?

ううん、あたち怖くなんかなかったよ。
ムーちゃんが変身して助けてくれたもん。
カッコ良かったな。

そうよね、ムームーのおかげよね。
だけど、ムームーのあの姿は一体何なのかな?

幻獣王ウラド、その一族は幼いころは幻獣の姿ですが、成長すると人の姿となります。
おそらくムームーは宝珠の力で一時的に成長をしたのでしょうね。
残念ながら、その力をずっと保っている事は、不可能のようですが。

あ、あくり〜んちゃん?

え、何?
あたち何か言った?
それより、おねーたま。
寝る前に絵本を読んで。
ムーちゃんも待ってるんだよ。

(さっきの言葉は気のせい…じゃないよね)

──おねーたま、早く絵本を読んでね!──


※ファラ編  唐突にアクリーンになるのはどういうことなんでしょうね。


第十二章

あくり〜んちゃん…。

おねーたまみ〜〜〜っけ!
さ、もうかくれんぼはお終いだよ。
お城に戻ろ?
みんな心配してるよ。

ありがとう、あくり〜んちゃん。
だけど…。

元気だちて、おねーたま。
すごく悲しいけど、それでも元気出してよ。
おねーたまが元気出してくれないと…くれないと…。
あたちも、悲しくなっちゃうよ〜。
うぐっ、えぐっ。

あくり〜んちゃん。

うぐっ、えぐっ。
うわ〜〜〜〜〜ん!

ごっ、ごめんね、あくり〜んちゃん。
そうよね、悲しいのは私だけじゃないのよね。
元気、出すわ。
お兄様に笑われちゃうものね。

それじゃ、一緒にお城に戻ろ。

うん、そうしよ。

(お兄様、私、がんばるわ)
(だって、私はお兄様の妹だもん)

──おねーたま、元気を出してね。──


※ファラ編  泣き落とし……か。


第十四章

おねーたま、何してるの?

まだちょっと驚いちゃってて。
ディランに双子の弟がいたなんて。

あたちもびっくり!
すっごくびっくりしたよ!
でも、悲しいんだ。
どうしてケンカしなくちゃいけないのかなって。
おにーたまとおとーとで、仲良くすればいいのに。

うん、あくり〜んちゃんの言うとおりね。

でも、あたちもまだケンカしたままなんだ。

えっ、誰と?

おねーたまと。

私と?
ケンカなんかしてないでしょ?

ううん、もうひとりのおねーたまと。
いつか仲直りしたいんだけど、ムズかしいのかな〜。
何だか、あたち眠くなっちゃった。
おやすみ、おねーたま。


もうひとりのおねーたま?
あくり〜んちゃんは3姉妹って事なのかな?

──おねーたまと、仲直りしたいな。──


※ファラ編  アクリーンもケンカしてたことになるのかな? 巻き込まれたって感じだけど。


議会シナリオ「ステキな絵本」より

絵本『ぐみのおんがえし』
さく、あくり〜ん


むかしむかし、あるところに、かわいいおんなのこがいました。

あるひ、おんなのこがかいていかいろうをあるいていると、おおきなぐみが、もんすたーたちにいじめられていました。

「まあ、ぐみがかわいそうだわ!」

おんなのこは、かわいそうなぐみをたすけてあげました。

「ありがとうございます」

と、ぐみはいいました。

「たすけてくれたおれいに、あなたをすてきなところへつれていってあげましょう」

「え、どこに? どこに?」

と、おんなのこがたずねるとぐみはにやりとして、

「あのよさ! くけけけけけ!」

おそいかかってくるぐみを、おんなのこはかえりうちにしました。
おんをあだでかえす、ぐみのおはなしでした。

おわり。



第十五章

おねーたま、大丈夫?
すごく、不安そうな顔してる。

ありがとう、あくり〜んちゃん。
でも、大丈夫よ。
もう、ここまできたんだもの。
後は全力を尽くすだけ。

本当はね、あたちもう戦うのは嫌なの。
でも、明日の戦いが終わったら、みんなが仲良くなれるんだよね?

そうよ、もちろん最初は大変かもしれないけど…。
それでも、みんなが協力してくれれば、必ず実現できるはず。

分かった!
じゃあ、あたち明日もがんばる!!
みんなが仲良くなったら、おねーたまとたっくさん遊ぶんだ!
カクゴしちゃっててね。
おねーたま。

うん、そうしよ。
あくり〜んちゃん。

──おねーたま、たくさん遊ぼうね!──


※ファラ編  大丈夫、使いにくいし普段はスタメン落ちしてるから!←論点違う


第十六章

やっとせんそーが終わったんだね。
これで、みんなが仲良く暮らせるんだね。
あたち、すごくうれしーな。

結局、最後まであくり〜んちゃんの正体は分からなかったね。
ううん、そんな事ないか。
あくり〜んちゃんは私の大切な妹。
そうよね?

うん、あたちはおねーたまのいもーとなの!!!
だから、これからもずっと一緒にいるの!!!
離れ離れになるのは、もう嫌なの…。

大丈夫よ、私達は離れ離れになんかならないから。
王国で、一緒に暮らしましょ。

うん!

──あたちはおねーたまの妹よ!──


※ファラ編  短いよ!


第十八章

こんばんは、ファラさん。

あくり〜んちゃん…ううん、女神アクリーン様。

何だか、驚かせてしまってすみませんでした。
お姉様の魂のこと。
もっと早くお伝えできれば良かったのですが…。
ご存じのとおり、私は心まで小さな子供になってしまっていたので。

いいんです、アクリーン様。
でも、本当に私の中に女神ファーライトの魂が?

はい、間違いありません。
あなたから、懐かしい力を私は感じています。

そう…ですか…。

マナの門で、私がこの世界に呼ばれたのも…。
お姉様の魂があなたに力を貸したのだと思います。

だったら、明日の戦いでもファーライト様は力を貸してくれるかな?

ファーライトお姉様はクラヴィスお姉様と争ってまで世界を分離させました。
それは、すべての命を守ろうとしたからです。
人間も、そしてランカスタも。
そんなお姉様だから、きっと、力を貸してくれるでしょう。
それでは、失礼します。


(すべての命を守りたい、それは私も同じ気持ちだわ)
(たとえ、女神ファーライトが覚醒して、私の心が消えてしまったとしても…)
(それで、みんなの命が守られるなら…それでいい!)

──お姉様、私も力をお貸しします。──


※ファラ編  えー、自己犠牲の精神は…あんまり好きじゃない…。


議会シナリオ「おばちゃまを探せ」より

ありがと〜!
これでおばちゃまを召喚できるね。

だけど、おばちゃまなんて名前の妖精。
聞いた事もないわ。

おばちゃまってのは、あたちが勝手に言ってる名前なの。
本当の名前はね、えっと、何て言ったかな?
そーだ、マリスだ!
おばちゃまはマリスって名前だったんだ!

マリス!?
まさか、妖精王マリスの事なのか?

そう、わたくしはアシャンティの妖精王マリス。

召喚プレートから声が聞こえるわ!

よく、わたくしの召喚プレートを見つけましたね。
それを使い、いつでもわたくしを召喚してください。
妖精王マリスは、あなた方に力をお貸しします。

ねーねー、おばちゃま。
みんな元気してる?
悩んでた小ジワ、目立たなくなった?

よ、余計なお世話です!
アクリーン様!
それよりも、女神として恥ずかしい振る舞いはしてませんよね?
このアシャンティの品位を落とすようなマネはくれぐれもしないように!!!
良いですね!!!

ちょっと怒りっぽいおばちゃまだけど、使ってあげてね。おねーたま。



ED

忙しい毎日だけど、平和な世界をつくるためには仕方がないんだよね。
さ、早く寝ないと。


こんばんは、ファラさん。
ううん、ファーライトお姉様。

アクリーン、どうして?

女神としての力が少しずつですが戻ってきているんです。
だから、短い時間なら、元の姿になれるんですよ。
だけど、気付かなかったです。
ファラさん自身が、お姉様だったなんて。

私も思い出すまでは何も知らなかった。
人間として生きるために、私は記憶を封印していたから。
でも、それで良かったと思うの。
ファラというひとりの人間として、いろいろな事を学べたから。
確かに、このルーンハイムを創ったのは、私達3女神よ。
だけど、一番大切なのはここで実際に生活しているたくさんの命だわ。
人間とランカスタに、ルーンハイムの未来は託されるべきなの。
もう、女神の役目は終わっているのかもしれないわ。

だから、お姉様は戻ってきたんですね。
このルーンハイムに。
人間として、ルーンハイムの未来を作るために。
私も、そのお手伝いをしたいと思います。
とは言っても、基本的には子供の姿のままですけど。

いいんだよ、それで。

あくり〜んはまだまだお子様で、ファラさんの事を困らせると思いますけど。
どうか、よろしくお願いします。
…お姉様。

あくり〜ん…ちゃん。


おねーたまだ!
ねーねー、寝る前に絵本読んで!
あ、でもおねーたまお仕事で疲れてるんだよね。
あたちがワガママ言っちゃいけないよね。


待って、あくり〜んちゃん。
絵本、持っておいで。
お姉さんが読んであげるよ。

うん、ありがとーーー!!!

──おねーたま、だーいだーいだーい好き!──


  ◇  ◇  ◇ 


ふう、夜になってやっと一息つけるよ。
まあ、皇帝になって日が浅いんだ。仕方がないな。

ディランおにーたま。
やっとお仕事終わったの?
おにーたま、お仕事ばっか。
あたち、寂しいな。

ハハ、ごめんごめん。
あくり〜ん。
でも、そんなに退屈ならファラの所に行ってもいいんだぞ。

ううん、あたち、ディランおにーたまの側にいる。
だって、ディランおにーたまの事、大大だーい好きなんだもん。

ありがとう、あくり〜ん。
君がいてくれると、俺も気が休まるよ。

本当ですか?
ディランさん。
そう言っていただけると、私もうれしいです。

えっ?


こんばんは、ディランさん。

女神アクリーン!?
どうして?

女神としての力が少しずつですが戻ってきているんです。
だから、短い時間なら、元の姿になれるんですよ。

そうだったのか。

ディランさん。本当にありがとうございました。
クラヴィスお姉様を、止めてくださって。

もう、女神クラヴィスが心配しないように、俺達は変わっていかなければならない。
争いのないルーンハイムにするつもりだ。

ディランさん達なら、きっとできると思います。
私も、このルーンハイムでそれを見届けたいと思います。

えっ? 力が戻ったらアシャンティに帰れるんじゃないのか?

力が完全に戻れば、可能だと思います。
だけど、私はそうはしたくありません。
ディランさん、あなたがいるから。

えっ?

あくり〜んは、心は子供ですけど私なんです。
だから、気持ちは同じなんです。
ディランさんの事が、大好きっていう気持ちは。

…あくり〜ん!?

──女神の女の子でも、いいですか? おにーたま。──


※ファラ編  やさしいなぁ、ファラ! でも力が戻ってるとお姉さんのほうが外身年下(笑)。
※ディラン編 ヤバい、萌えた。



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