初対面 初対面 はじめまして。私、工藤百華と申します。 ふつつかものですが、よろしくお願いいたします。 ▲ 自殺ウイルス (オペレーター) ……………… ……………………? 工藤百華の反応が!? …くっ…そおおおおおおお!! うぉぉぉあああああああああああッ!! マルトク兵器の暴走により、あたり一帯の戦場は壊滅した。 ※それまでの内容如何にかかわらず戦果100%。工藤戦死。 ▲ 白旗 …俺はな。 どうやってもお前には勝てねえ。そんな気がする。 なんでだろうな。 俺は楽しい。お前は何もかも壊して作り直すよ。 その力で世界を変えて欲しいと思っている。 ▲ 白旗、その後 お前の作る世界は、きっといい世界だ。 俺はそう信じている。 なんといっても、俺の存在を許すくらいだ。 お前ならなんでも許して、そしてどこだか、俺の知らない、誰も知らない世界を見せてくれるよ。 …死ぬなよ。俺よりは長生きしてくれ。 お前こそは、あらゆるものと適当に折り合いをつける最強の「人間」だ。 ▲ この姿の利点 うん。こんな姿でもいい事はあるな。 好きになる時、性別を選ばないでいいのはいいところだ。 …こんな感じの方が、お好みかしら? 好きな感じで、私は変われますわよ? ▲ 新しい世界 へっ。 本当に新しい世界って奴を築きそうだな。 残念ね、まったく。 あなたが失敗したところを優しく抱きしめるのが、私の役得だと思っていたのに。 『ごめんごめん』 『ぎゅーはできるでしょ?』 『ごめんごめん』 あははは。 お前、やっぱりお前だよ。 化け物でもなんでもない、ただのお前だ。 そんなあなたはぎゅーよ、ぎゅう。抱きしめる! 私が満足しきるまで抱きしめてやるっ。 ふふふ。 いや、そんなに固くならないでも。 ▲ 希望の話 隊長。もっと明るくてもいいと思いますよ。 そんな風に世界の何もかも殺すような顔をしていなくても。……思いつめなくても。 ……元気を出してください。 世の中は良くはないけれど、悪すぎるという感じでもないわ。 世の中には伯父のような人もいれば、あなたのような人もいるわ。 私はその二つを生んだことをもって、世界を許してやるつもりです。 あ、そうだ。 私には伯父がいるんです。話しましたっけ。 駄目な人だけど、私がこうなっても見捨てなかった、たった一人の家族なんです。 戦争が一段落したら、きっと会ってやってくださいね。 ……きっとですよ。 ▲ ラスト 私の恋人は、世界を救うわ。世界中の何もかもと、適当に折り合いをつけて。 …。 この言葉、明日から普通に使う事にしようと思うの。 初めてそう思った時は、胸が高鳴って眠れなかった。 ▲ ED前 うーん。いかん。また女性化が進行している。 いや、今さら男らしくとは思ってないが…。いや、思ってるのかな。 まあ、いいか。 私も適当に折り合いつけるわ。 ふ、これもあなたの影響ね。 ▲ ED その日は、精一杯おじにおめかしをして、そして大好きな人を、ずっと待っていました。 料理をしたり、掃除をしたりね。 あんなに何かをまったのは、そうプロポーズを受けた日、くらいかなぁ。 (108警護師団に配属されていた学生兵の手記より) ほら、伯父さん、ネクタイまがってるっ。 背筋伸ばして! お酒は飲まない! 私にとって、伯父さんくらいに大切な人なんだからね。 お願いだからちゃんと仲良くして。いいわね。 でないと右ストレートでマットに沈めるぞ。 え? ……そう? やっぱり綺麗に見える? そうでしょ? だって恋をしてるんだから。 (ピンポーン) ……あ、来た来た。 ほら、練習したとおりに…… ▲ |