提案:告白する(返答) 提案:告白する ○被告白サイド(OK) よかろう…。 ▲ 提案:愛を語る …俺は、生き方を変えられない。 共に歩いてはいけないだろう。 それでも、忘れない……お前の事を。 ▲ 春が来たら ……もうすぐこの地でも戦いは終わるな。 春が来れば、それまでだ。 ……そうなればどうする? 『次の戦いへ』 『困った思いつかない』 ◇ ◇ ◇ 『困った思いつかない』 だったら伝説と神話の世界にでも来んか。 我々の世界へ。 丁度、動物の言葉が分かる者が足りないところだ。笑うな。冗談ではない。 …誰かが伝説にならねばならないのだ。誰かが。 不思議の側の大河で、同じ側の軍勢と戦わなければならない。 ▲ ペンギンの祈り ペンギンはライターの火をつけると、独り言をいっている。 私に希望を与えた貴方。私を包んで風を受けた貴方。 私はまだ生きています。 私は嘘をついていません。私は正義のために戦っています。 だから貴方にお願いします。 どうか、私の死んだその後の世界が、今よりましであるように。 貴方が私を包んだように、世界に慈悲があるように。 私の弟子、私の妻、私の子、マホに、サトーにトラオに、皆により良い世界が、残るように。 ペンギンは、ライターのふたを閉じるとあなたを見てそのまま歩き出した。 ▲ ED その日、北海道から第7師団が救援に来ることで戦いは唐突な終わりを見せました。 本物の軍隊って奴は、車両を一杯もっているもんだなと、同僚に言ったことを覚えています。 (108警護師団に配属されていた学生兵の手記より) 家の外にはペンギンが居て、煙草を吸っていた。 今日から別の任地だそうだな。どうする? 『戦うだけさ』 『ペンギンと行くよ』 ◇ ◇ ◇ 『戦うだけさ』 そうか。 じゃあ、お前のトランクに氷をつめといてくれ。俺も行く。 ……お前の行くところが、俺の終わりの場所だ。弟子にして友よ。 そうして、ペンギンは、部隊の旗を大事にたたんでしまってあなたの隣に並んで歩き出しました。 ◇ ◇ ◇ 『ペンギンと行くよ』 ……そうか。 では今日から、お前は白の○○だ。行くぞ。 そうして、ペンギンと話すことが出来る一人の英雄は姿を消しました。 その後の事は、誰も知りません。 ▲ |